利根町布川
北千住でTXに乗り換えるはずだったのだが、乗った常磐線が成田直通だったので、そのまま我孫子より先に行ってみる。そういえば、手賀沼の南を走るこの路線には乗ったことがないのだ。
電車は常磐線と同じ通勤車両なのに、我孫子を過ぎるととたんに単線になり、途中駅で行き違い。なんか違和感。
車窓の左手に池のある公園と、遊ぶ親子連れが見え、次の駅の布佐で降りる。ドアが背中で閉まって、ホームの時刻表を見て、ちょっと後悔する。日中は、30分に1本しかない。
駅を出て、近くのコンビニで地図を確認すると、近くの栄橋を渡ると利根川の対岸は茨城県らしい。次の電車に乗るのではなく、行ってみることにした。
数時間に1本のバスは行ったばかり。空は雨が降りそう。
県境の橋は、国境を思わせるほどものものしいところではなく、自動車が多く行き交っている。利根川も思ったより川幅が狭い。行き先の宛てがあるわけではなかったので、橋から見える大きな建物に行ってみると、利根町役場だった。
橋の千葉側は平地だが、茨城側はちょっとした丘になっている。階段は徳満寺の参道。上がっても展望は得られず、参拝だけしてくる。
来見寺、布川神社、布川小学校と別に目指したわけではないが、その前を通る。詳しくは知らないが、「柳田國男第二の故郷」という看板があちこちにあり、それを記念した公園もあるらしい。
あまり人気のない土曜日の午後の集落を歩いているうちに、千葉県側に戻るのが面倒になった。県道に出ると、「↑竜ヶ崎」の標識があり、さっき地図を見たところでは4、5キロの感じだったので、そのままてくてく歩くことにする。しかし、間もなく「竜ヶ崎7キロ」の標識に遭遇。嘘だろ、と思いつつ、とにかく歩く。
途中、農協の直売所で激安の値札につられ、トマトとにんじん、たまねぎ、馬鈴薯を買い込んでしまった。馬鈴薯の重さにはさすがに悩んだのだけれど。
それにしても布佐駅から竜ヶ崎駅まで一本道なのに、バス路線のひとつもないというのが信じられない。そこまで自家用車に頼る生活をしているのか、高校生や老人はどうしているのか、疑問はつきない。
1時間かけて、利根町のはずれにできたばかりらしい大きなスーパーの前を過ぎ、竜ヶ崎市にようやく入った。町境のちょっとした峠から竜ヶ崎方面を眺めたときには、だだっぴろい田園を県道がまっすぐに走っているばかりで、すぐそこに町の中心部があるとはとても思えず途方に暮れる。
モスバーガーで休憩。店員さんに聞くと、ここからさらに20分以上、「意外とありますよ」と返答された。結局30分かかって竜ヶ崎駅に着いた。列車はちょうど出発したばかりで、次は40分後。すっかり夕方になってしまった。こんなところまで来てしまうとは。
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