2008/10/06
Death of Kulakangri
by
Days
—
posted at
2008-10-06 01:53
last modified
2008-10-06 01:53
1988年5月5日の興奮を、私はまだ忘れていない。快晴のエベレスト山頂。雲をはるか足下に見ながら、カメラはぐるりと360度の光景をテレビに映し出す。日本テレビのチョモランマ登山調査隊が、史上初めて世界最高所からのテレビ中継を実現させた瞬間だった。
EverrestNews.comによれば、この日登頂した日中ネパール友好中継隊は中国人4人、日本人5人、ネパール人(シェルパ)3人で、これで1953年のヒラリー卿とテンジン・シェルパ以来223人がエベレストに登頂した。余談だが、エベレストへの登頂者はその後加速度的に増え、集計されている2003年までで累計2249人、北京五輪の影響のあった今年だけでさえ290人以上が登頂しているという。
5人の日本人のうち、山田昇と三枝照雄はその翌年、マッキンリーで消息を絶った。残る隊員のひとり、中村進さんはその後、94年にクロスカントリースキーで南極点に到達し、78年の日本人初北極点到達と合わせ、日本人初の「三極点到達者」となった。
登山に留まらないユニークな活動を続ける中村さんは、冒頭に書いたように私にとっては地球の素晴らしさを映像で伝える日本には数少ない冒険的映像ディレクターであり、一時は本気で中村さんの後を追ってカメラを回せるようになろうと目指していたこともあったぐらいだ。
退職してからも郷里の群馬で活動を続けていると聞いたのが、まさかクーラカンリで雪崩にやられるとは。先週水曜日に悲報が伝えられたときには、本当に落ち込んだ。
クーラカンリ(庫拉崗日)登山の計画を調べれば調べるほど、それが無謀な登山だったとはとても思えない。縦走の計画だったが、そこまで至らない主峰ルート工作中の悲劇。それでもヒマラヤはやはり未知の世界なのだ。
同じチベットのチョー・オユーでも、10月4日に登頂したヨーロッパの登山隊が、7600メートル付近でここ数日の間に遭難したと思われる遺体を発見したと報告している。
一方、チベット地元メディアの「西蔵信息中心」は、羊八井登山センターからニエンチェン・タングラ山脈の西にある6206メートルの山まで「西蔵登山大会」が行われ、72人が参加して60人が登頂したという記事を掲載している。
チベット自治区体育局長の談話では、この大会の成功が中国登山界とチベット体育事業にとって重要な指標になるのだという。いままだクーラカンリで遭難者の収容作業に当たっている登山隊員がこれを読んだら、どう感じるだろうか。
EverrestNews.comによれば、この日登頂した日中ネパール友好中継隊は中国人4人、日本人5人、ネパール人(シェルパ)3人で、これで1953年のヒラリー卿とテンジン・シェルパ以来223人がエベレストに登頂した。余談だが、エベレストへの登頂者はその後加速度的に増え、集計されている2003年までで累計2249人、北京五輪の影響のあった今年だけでさえ290人以上が登頂しているという。
5人の日本人のうち、山田昇と三枝照雄はその翌年、マッキンリーで消息を絶った。残る隊員のひとり、中村進さんはその後、94年にクロスカントリースキーで南極点に到達し、78年の日本人初北極点到達と合わせ、日本人初の「三極点到達者」となった。
登山に留まらないユニークな活動を続ける中村さんは、冒頭に書いたように私にとっては地球の素晴らしさを映像で伝える日本には数少ない冒険的映像ディレクターであり、一時は本気で中村さんの後を追ってカメラを回せるようになろうと目指していたこともあったぐらいだ。
退職してからも郷里の群馬で活動を続けていると聞いたのが、まさかクーラカンリで雪崩にやられるとは。先週水曜日に悲報が伝えられたときには、本当に落ち込んだ。
クーラカンリ(庫拉崗日)登山の計画を調べれば調べるほど、それが無謀な登山だったとはとても思えない。縦走の計画だったが、そこまで至らない主峰ルート工作中の悲劇。それでもヒマラヤはやはり未知の世界なのだ。
同じチベットのチョー・オユーでも、10月4日に登頂したヨーロッパの登山隊が、7600メートル付近でここ数日の間に遭難したと思われる遺体を発見したと報告している。
一方、チベット地元メディアの「西蔵信息中心」は、羊八井登山センターからニエンチェン・タングラ山脈の西にある6206メートルの山まで「西蔵登山大会」が行われ、72人が参加して60人が登頂したという記事を掲載している。
チベット自治区体育局長の談話では、この大会の成功が中国登山界とチベット体育事業にとって重要な指標になるのだという。いままだクーラカンリで遭難者の収容作業に当たっている登山隊員がこれを読んだら、どう感じるだろうか。
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/death-of-kulakangri/tbping