Snow Disaster in Lhokha
チベットのロカ(山南)地区、シガツェ地区が暴風雪に見舞われている。新華社系のチベットニュースセンター(西蔵信息中心)によれば、被害が深刻なロカ地区ルンツェ(隆子)県では1348人が救出されたものの、4人が死亡、1人が行方不明、2万7127頭の家畜が犠牲になり、289人がまだ困難な生活を強いられているという。ロカ地区全体では30日までに7人が亡くなっている。
ルンツェでは10月26日から連続36時間の降雪があり、平均積雪は1.5メートルに達した。このため地区の住民約1600人と約9万6000頭の家畜が閉じ込められた。
同県の共産党委員会幹部が410人からなる救援隊を組織し、救出に当たっているという。
ルンツェからツォナ(錯那)県への道路も26日以来63時間に渡って通行止めになっていたが、30日に通行再開し、救援物資が送れるようになった。ツォナでは3日間にわたり、交通、電気、電話がすべて遮断された状態になっていた。積雪が2〜3メートルに達した箇所もあったという。
ちなみにルンツェはダライ・ラマ14世が1959年に臨時政府を樹立した町で、ロカ地区の中心地ツェタン(沢当)から約120キロ離れている。法王はさらにルンツェから約90キロ南の国境近くの町、ツォナを経て、インドに亡命した。
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His Holiness in Japan
手術後、初の外国訪問となったダライ・ラマ法王の日本ツアー。国内メディアも様々に報じ、外国人記者クラブでの記者会見の模様が海外にも報じられて「逆輸入」されているが、同様にダライ・ラマ法王日本事務所のリポートを元にした記事がPhayulに掲載されている。
猊下はテレビインタビューやぶら下がり取材など、多くのプレスからの取材をこなされた。猊下は中国統治下における「真の自治」を求める中道路線を支持すると繰り返された。チベット人の指導者として、チベットは中国の一自治区だからこそメリットがあるのだ、チベットの未来はチベット人民に託されているのであり、自分が決められるわけではないと語った。
法王代表団が中国を訪問していることについては、「状況はここ数日で変わりうる。私は中国の人々を常に信じている。彼らは現実的で、よく話し、よく働いている」と話した。
「チベットのチベット人は幸福ではない」と猊下は言った。「物質的にはよくなったかもしれないが、内面は以前よりはるかに悪化している。道徳的にみても、すべて問題なしとは言えない。我々は現実を見なくてはならない。結局チベットの問題とはダライ・ラマの問題ではなく、チベットの人々の問題なのだから」。
チベット人の苦難を中国政府が認めるべきだと望んでいたと猊下は語った。しかしその通りにはならなかった。「チベット内部の状況は、ほとんど軍事占領下に近い。どこも、どこでも、恐怖、テロ。私は無関心ではいられない」。
経済発展の指標とされる中国とチベットのラサとのあいだの鉄道開通については好意的だ。猊下は中国を大変「重要な国家であり、歴史的な国家 」と認識している。「労働力、軍事力、物資力、すべてが備わっている。しかし、道徳力、道徳的な自戒が欠けている。長い観点から見ると、これが中国のイメージを損ねている」。
中国政府のメディア検閲がチベットで起きていることから中国人の目を逸らしていると猊下は言う。「人々は真実を知る機会がないのです。チベットで何が起きているのか、もし中国の人々が本当のことを知ったら、おそらく彼らは悲しみを覚えるでしょう」。
四川大地震に対して中国政府がすべてを明らかにして対処したことが、猊下は大変良かったと語る。が、その透明性はチベットや他の地域にはまだ及んでいない。「私はチベットの統治者ではありません。むしろチベット人の声を代弁するフリーの『スポークスマン』なのです。国外においてチベットの人々のことをはっきりと話すことは、チベットの外にいるチベット人のひとりとしての重要な責任なのです」。
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55 Tibetans Sentenced to Jail
5日の新華網によれば、「3月14日事件」に関与した罪で55人に判決が言い渡されているという。
ラサを訪問中のオーストラリア国会議員4人との会談で、3月のラサ暴動で拘束された人数を聞かれたチベット自治区のバイマー・ツェワン副主席が答えた。
それによると、容疑者として勾留されたのは1317人、容疑の軽さや態度により、うち1115人が説諭後に釈放された。55人については証拠に基づいて起訴され、判決を受けている。
オーストラリア国会議員は2日から5日までラサ入りし、ポタラ宮やジョカン(大昭寺)を見学した。
西蔵信息中心によれば、バイマー・ツェワンはこの会談で「3月14日の事件後、党中央、自治区党委員会の協力な指導の下で、各民族が協力して努力した結果、ラサは社会秩序を回復した。3月14日の事件は民族、宗教、人権の問題が原因ではなく、分裂主義者が引き起こしたものだ」と述べたという。
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The Door for Tibet
新華社(英語版)によれば、法王特使として中国を訪問したロディ・ギャリとケルサン・ギャルツェンは寧夏回族自治区を見学した後、4日にようやく全国協商副主席で共産党中央統一戦線工作部長の杜青林との会談を行った。
会談内容は明らかではないが、新華社が伝える杜部長の主張は前回の会談とほとんど変わらない。杜は中国の少数民族政策として以下の原則を示したという。
- 政府と中国国家が何よりも優先される。国家統一と民族の結束は断固として守られなければならない。
- 各民族による地方自治制度は、中国の統一的な制度の下で運用され、他の国における連邦制や連合制とは異なる。
- 各民族による地方自治制度は、民族問題を解決するための中国の基本的な方針であり、国家制度の根幹である。香港・マカオで導入されている「一国二制度」とは異なる。
- 各民族による地方自治制度は、民族自治と地方自治との組み合わせであり、国家の団結を崩すような「高度な民族自治」という主張からの分裂志向は許されない。
また、中央統線常務副部長の朱維群、副部長の欺塔、チベット自治区常務副主席のバイマー・チーリンも2人の代表と会談した。中国側は、「愛国的な立場のダライ・ラマにはいつでもチベットの扉が開かれているが、チベット独立、半独立、形を変えた独立のための扉は将来とも開くことはない」と話したという。
RFAによれば、彼らの北京・寧夏訪問中、ラサでは警戒度が上がり、各ホテルの宿泊者リストが厳しくチェックされていたという。
ロディ・ギャリは今回の会談の目的を7月に行われた前回会談の「総括」だと述べ、中国政府首脳に対して「チベット人による高度な自治」を求めたと話したが、それ以上のことは語っていない。
Phayulによれば、2人の代表は6日にインドへ戻り、サムドゥン・リンポチェ首相に報告を行ったと見られるが、その際会談内容については17日から始まる「特別会議」まで伏せておくように要請されているようだ。
2人の中国訪問代表と相前後して来日していたダライ・ラマ法王は、けさ東京で数十人の在日チベット人との来日中最後の謁見を行い、ダラムサラへ向かった。「600万チベット人のスポークスマン」を自認する法王は、痛ましいほど終始にこやかだった。
法王を見送った日本でも、これから将来に向けた「会議」が始まる。いったいどうやって「開かずの扉」を開こうかと。
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Tibetans in Japan Will Gather Special Meeting
きのうも触れたが、11月17日〜22日にダラムサラでは「特別会議」が行われる。日本からもチベット人代表が参加することになった。在日チベット人のあいだで1人分の旅費は出し合うことになったが、もう1人分については広く旅費カンパを募ることになったようだ。
以下、在日チベット人コミュニティ代表のカルデンさんから寄せられたメッセージ(振込先支店、口座名を訂正)。
今回、ダライ・ラマ法王猊下が来日され、猊下がインタビューなどで多くお話されていらっしゃたので、ご存知の方も多いかと思われますが、今年3月以降に起きたチベット人による決起行動や、先に行われた中国政府との対話の結果、対話での解決が絶望的な状況にあることをうけ、チベット亡命政府は、世界中のチベット人に各地区で協議しその意見をもとに11月17日〜22日の間にダラムサラで特別集会を開き今後の方針を決める事となりました。また、今回、ダライ・ラマ法王猊下は在日チベット人に対し、この会議を本当に重要視しているので、是非参加して欲しいと述べられました。
これを受け、本日、在日チベット人コミュニティーは会議を開き、選出された2名をこの会議に出席させたいと意向が出ました。しかしながら、在日チベット人で集めたカンパでは1名分のフライト代にしかならず、日本の支援者の皆様にもう一人分のフライト代の寄付をお願い致したくこのメールをお送りさせて頂きました。あと、1週間しかなく、急なお願いとなりますが、皆様の暖かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。
代表者が帰国しました折には、会議の様子をこちらで皆様にご説明させて頂きます。
ご寄付振込先:(銀行振り込みでお願い致します) 三井住友銀行 麹町支店 (普)8564587 口座名 チベツテイアン.コミユニテイ-.イン,ジヤパンご寄付を頂いた皆様には、ぜひとも下記のメールアドレスへお名前、とご連絡先 (E−メールアドレスで構いません。)をぜひ、ご一報下さい。受け取りの確認のご連絡をさせていただきたいと思います。
お問い合わせ、連絡先
tcj@live.jpどうか皆様のご協力をよろしくお願いします。
在日チベット人コミュニティ代表
小原カルデン
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Tibetans No Need to Airfare
再びカルデンさんからのメッセージ。旅費カンパ中止。既に振り込んだ方は連絡してほしいとのこと。
大変申し訳けないのですが皆様からのご寄付を頂く事が出来なくなりました。昨日の会議の結果を参加出来なかった方たちに連絡した所、日本の皆様にこの会議へのフライト代を寄付いただくのはチベット人として恥ずかしい事だとう意見が寄せられました。この意見を受け再び話し合った結果今回の寄付の呼びかけは取り下げることとなりました。
みなさまからの多くの暖かいお気持ちをお受けできない事を本当に心苦しく思います。どうか、まだ振り込まれていない方は振り込まないようお願い致します。そして、他の方へと呼びかけを行った皆様には、この決定を改めて広めて下さいますようご協力をお願い致します。
すでにお振込み頂きました方には、こちらからご連絡しご返金させて頂きます。
ネットバンキングによりお振込み頂いた方の中で未だご連絡先のメールを頂いて居ない方がいらっしゃいます。どうかご連絡先をtcj@live.jpまで送り頂きますようお願い致します。今回は多大なるご迷惑をお掛けしました。
ご理解のうえ、ご協力をお願い致します。在日チベット人コミュニティー
小原カルデン
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Another Jigme Re-Arrested
TCHRDが4日伝えた情報によれば、3月に逮捕され拷問を受けたことを外国メディアに語ったラプランのジグメという僧侶が再び拘束されているという。"LEAVING FEAR BEHIND" の取材助手で、刑務所から解放されたもののラプランで厳しい監視下に置かれていると見られるゴロク・ジグメとは別人のようだ。
ちなみにジグメとは「恐れなき者」のことで、まさしく彼は報復を恐れず果敢に立ち向かったのだ。チベット本土とその周辺では、国全体が刑務所になってしまっているかのようで恐ろしい。
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チベット人権民主センター(TCHRD)が信頼すべき筋から得た情報によれば、中国による弾圧の状況を外国メディアに提供したジグメというチベット僧を、4日午後ラプランでサンチュ郡公安と武警が逮捕した。
「北京時間13時頃、約50人の武警と公安を乗せたトラックの一群がラプランに着き、ジグメを逮捕した民家に押し入って、彼を軍用車輛で連れ去った。どんな理由で、どこへ連行されたのか、誰もわかりません」と情報筋は伝える。甘粛省甘南チベット族自治州(カルホ)サンチュ(夏河)にあるラプラン寺の僧侶、「ジグメ」ことジグメ・グリは今年3月22日にも市場から僧院に帰る途中で4人の武装兵士によって逮捕されている。
彼は2ヵ月に渡り拘束され、3月14日にラプランで起きた最大の抗議行動を首謀した容疑をかけられて、拘置所で拷問を受けたことが知られている。彼は自白強要にために受けた拷問で2回意識を失い、負傷した末、治療のために釈放された。このジグメが、チベット人の願い、3月の州政府への抗議に参加して拘束されたラプランの僧侶たちに対する拷問や非人間的な扱いのことを詳細に語った映像が、9月初め、ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)チベット語放送の水曜日の番組 "Kunleng" で放送された。
また、ジグメは9月12日にもAP通信からの電話取材に応じ、3月以来続いている中国による弾圧について詳しく話した。
その後彼は、中国の残忍な弾圧を国外に伝えたことに対する当局の報復を恐れて、地下に潜行していた。サンチュのラプラン僧院など多くの僧侶たちは、3月にラサで起きたデモへの連帯を示そうと、通りでデモを行った。4月9日には政府主催の報道陣ツアーがラプランを訪れたのを中止させたが、メディアの前で挑戦的に話した2人の僧侶がその後行方不明になっている。
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What is Rights in Lhasa
先週の議員団ラサ訪問に随行した豪The Australian紙が、チベットの状況について積極的な報道を行っている。8日の記事では、バルコルのチベット巡礼をいつでも撃てるようにジョカン周辺に配置された狙撃兵の姿から始まり、盗聴器の存在、再教育プログラムなどのことを細かく伝えている。
驚くべきことに、チベット自治区副主席のバイマー・ツェワンは「チベット人の心の中に、ダライ・ラマはもはや存在しない」と話したという。
そのバイマー・ツェワンへのインタビューを下敷きにしたきょうの記事から。
チベット自治区副主席のバイマー・ツェワンは、The Australianのラサでのインタビューに対し、豪首相の今年4月のコメントが不正確だと答えた。 「チベットでの人権について言えば、人々はそれぞれ自分で判断して行動することを満喫している」。
チベット自治区高官がラッド首相のコメントに対して反応したのは初めてで、それがチベットに関する国際的な批判に関して北京がより敏感になっていることを物語っている。
一方、ラッド首相のスポークスマンは昨日、オーストラリアはチベット問題について圧力をかけ続けると話した。「我々は中国に対し、チベットでの人権を尊重するように促し続けている。我々はまた、ダライ・ラマと彼の代表との対話を続けるよう、中国政府を促している」。
The Australianは、先週ラサで4日間取材し、区都にしては厳重すぎる中国軍の配備を目の当たりにした。屋根の上には狙撃兵が配置され、武警が約5分間隔でチベット人地区の目抜き通りを巡回していた。
数は不明ながら死者を出し、1,317人が逮捕された3月14日に起きたのと同様の暴動が起きる恐れから、警備を強化していたとバイマー・ツェワンは認めた。
彼は同時に、中国を不当に貶め、チベット問題で汚名を着せているとして西側メディアを批判した。「チベットに関して多くのメディアが公平に扱っていない。チベットはいまや非常に安定した社会で、チベット人は彼ら自身にことについて自分自身で判断して行動でき、チベット人は豊かな生活を享受している」。
在豪ダライ・ラマ法王事務所代表のテンジン・アティーシャは、The Australianが取材した中国軍の脅威と、ラサの屋上狙撃兵の写真について憂慮を示し、中国人とチベット人のあいだに不信が深まっていることを指摘した。
「チベットは全体が大きな刑務所と化している。The Australianの報道によれば、状況が緊迫しているのは明らかだ。軍備増強は彼らの不安と、互いの不信とを示している。これからの数ヶ月でそれが良くなるというより、悪くなるのではないかと恐れている」。
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