Security is Tighter in Lhasa than Beijing
オリンピックの開会式を来週に控えた北京市内の狂信的な警備が日本にも報じられているが、ラサの現実はもっと厳しいようだ。
Phayul経由のAFP「騒乱後、入域再開したものの少ない外国人」という記事より。
「商売は上々。お客さんはたくさん来ている」と騒乱の起きたラサ市街のドゥセンゲ路にある旅社の従業員は言う。「でもだいたいは中国人で、外国人はそれほど多くない」。
一方で外国人特派員はチベットへの入域許可が下りるまで長く待たされることに不満をこぼしている。
西蔵外事処のZhang氏は、AFPの問い合わせに対し「確かに申請は受けているが、大量の報道陣の申請を処理せねばならない。すぐに全員をというのは無理。後からでも申請できる。五輪開催後なら、それほど多くの申請が来ないだろう」と返答した。
北京を拠点とする米国人のフリー記者、キャサリン・マクローリンは入域再開後のチベットに入った数少ない報道陣のひとりだ。
事務所を共同で開設しているスペイン人記者と共に申請したマクローリンに、当局は日本の取材陣とイタリアの記者も6月末からそう長くない先に許可が下りると話したという。
「航空便もホテルも自分たちで手配しましたが、外事処の案内役をつけなければなりませんでした。私たちが行きたい場所には、先に案内役を行かせ、それで予定が決まります。しまいには予定などどうでもよくなってしまいましたが」。
ラサの雰囲気はまだ緊張に満ちており、たくさんの公安が見張りにつき、夜間は装甲車が町をパトロールしている。人々が気軽におしゃべりを楽しめる雰囲気ではない、と彼女は言う。
「みんな楽観的に捉えていましたが、それでも今年は少し厳しいと口を揃えて言いました。散歩に出ると、物売りがまとわりついて来ます。ほとんどの人たちが昨年の蓄えで何とかしのいでいると言います」。
西蔵観光局のZhang Wenming氏によれば、7月に35万人の観光客が訪れるだろうという。正確な数字は8月上旬になる。
「約35万人のうち、外国人は3000人ぐらいだ」。
そのキャサリン・マクローリンは、ラサを訪れたときの詳細なリポートを31日のFar Eastern Economic Reviewに載せている。
写真も興味深い。
ラサに数時間いただけで、これだけははっきりとわかった。4ヵ月で騒乱と鎮圧から平静を取り戻しているが、中国公安と兵士によって町中が厳しく制限されているからだ、と。
五輪開催を2週間後に控えた北京市内は厳戒態勢だった。だが、いまはこう言う。北京よりもラサのほうが厳しい。市民の数に対して、見える範囲の警官を数えただけでもわかる。
ラサに着いたときには、これから何を見られるのか、どれだけ市民の本音が聞き出せるのか、まったくわからなかった。デプン寺に行きたいという私たちのリクエストは却下された。僧侶の監獄と化していると言われる僧院は、まだ外国人には閉ざされているようだ。
旅行禁止と不況がチベットと中国にどんな影響を与えたのかは一目瞭然だ。昨年までチベット経済は右肩上がりだった。今年はまだ公式な統計はないが、何も売っていないお土産店が通りに並んでいるのを見るかぎり、商売上がったりといったところだ。
中国の商業も痛手を受けている。みんなラサに観光客が戻って来ることを期待している。チベット人商人はある外国人旅行者にこう話したという。 「観光のことだけじゃないよ。チベット人のことも考えてくれよ」。
夕暮れ時にジョカンの周りを歩いていると、バイクに乗った若いチベット人の男が近づいてきた。礼儀正しい英語で挨拶すると、そこから来たのか、いつまでいるのかと聞いてきた。彼はラサで英語を学んでおり、会話の練習をするために外国人にこうして話しかけているのだという。英語の勉強を始めたとき、ラサを訪れる外国人は年々倍増していて、会話相手に困らなかった。3月14日の騒乱以後、誰とも話す機会がなくなってしまったのだと、彼は笑った。
電話番号を教えてもらって、あとでまた英語で話したい、と彼は切望した。 少し心が痛んだ。十数人の兵士が目の前を通り過ぎ、2人の制服の公安が私たちを訝しげに見ている。よっぽどその場から走って逃げるか、その彼に注意すべきだった。その代わりに私は微笑んで、その場を歩き去った。なぜ立ち去ったのか、彼は心配しているに違いないと思った。
ラサがどれだけ緊張感に包まれていて、誤解を招かないように、トラブルの種にならないように外国人記者としてチベット人に接するのがどれだけ気をつかうことなのか、例を挙げるために紹介した。少しでもチベット人と信頼を築こうと接触することは、彼らにとって永遠の命取りになりかねないのだ。
テント張りの市場では、調理油の値段が昨年比で15〜18%上がっているのに対して、卵は昨年よりも20〜25%上がったという。ヤク肉の値段は2007年以来35%の上昇だそうだ。ラサの物価は中国全土のインフレの縮図だ。ラサのヤク肉は、いまや北京の豚肉より高い。
ラサのインフレパターンは中国全土平均をほぼなぞっている。だがインフレは都市部よりも農村部を直撃する。公式な資料はないにせよ、チベットで起きているインフレは、首都北京の問題よりもひどいように思えた。
ラサでは話すのに神経をつかう話題があり、物価の上昇もそのひとつだ。3月の騒乱で人々の怒りを買ったことを連想させるのか、インフレのことをあまり声高に話す人はいない。
デプン寺が社会と隔絶していることは、信心深いチベットの人々とそうではない中国人とのあいだに深い断絶があることを象徴しているようだ。最大の問題が何かと言えば、中国人が宗教的な信条や教義、絶対的な価値観といったものに理解を示さないことにある。
中国政府はチベットには宗教的自由があると言うが、宗教的指導者、いまで言えばダライ・ラマの肖像を掲げることは許されていないし、それを否定することを強要されてすらいる。信心深い人々にとって、経済的な財産だけでは満たされないこともあるのだ。
ラサの日暮れとともに、バリケードや装甲車が出現して、ものものしい雰囲気になる。入域再開によって観光客が戻ってきたとは言え、ホテルは空室ばかりだし、商店は商売上がったりだという。感情的にも経済的にも、元通りになる道のりは遠く、不確かだ。騒乱につながりかねない種はすぐに摘み取られてしまう。
難しいことだとは知っていたが、それでも本当のことを知りたいと思って私はチベットに来た。しかし軽い話題でもそれが政治的なことを話しているかのように、人々は会話を恐れている。4ヵ月前の真実は、ほとんど掘り出すのが不可能なほど、人々の不安の底に深く埋められてしまっている。
かいつまんで日本語訳してみたが、できたら日記調の彼女の記事本文もぜひ見てほしい。
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Pro-Tibet campaigners to be in Beijing
またPhayul経由のAFP記事「チベット支援者、北京に現れる」。SFT本部のラドンがインタビューに応じている。
オリンピック開催を控えた厳戒態勢にも関わらず、チベット支援団体は北京を訪れて平和的なアピールを行う予定のようだ。
ニューヨークに本部を置くStudent for a Free Tibetのエクゼクティブ・ディレクター、ラドン・テトンは「北京へ旅立った有志がおり、平和的なスピーチを行うだろう。アピールの時間と場所は、警備の状況により変わる」と話している。
チベットの自由を平和を求める支援団体であるSFTによると、五輪期間中にチベットへの関心を表明する五輪参加選手もいるという。
「そんな関心を集めるとは思ってもいなかった。心ある人々が、才気にあふれた選手を動かしたのだと思う」とテトンは語る。SFTは五輪に参加する選手にチベットへのサポートを表明してもらうキャンペーンを行っており、それにはメダルを取った選手が表彰台から抗議することも含まれているという。
「ただ現時点ではそれが誰かとか、何をするのかしないのかなど、まだ話すことはできない」と彼女は言う。
「アスリート・ウォンテッド」の成果は意外なところで発揮されるのかも、五輪期間中は、ふつうとは少し違った視点でテレビ中継に釘付けになりそうだ。
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The Passion and Pray
この夏、ポレポレ坐のスペース&カフェで開催されている
『受難と祈りー、チベットを知るための夏』に合わせて、『受難と祈りー、チベット証言集』が限定刊行されている。幼少の頃のダライ・ラマ14世の遊び相手を務め、中国で26年間に渡る迫害を受けて亡命したジャンパ・プンツォク・ゲンラを始め、高橋明美さんが1996年から2003年にかけて5人の亡命チベット人から聞き書きをした証言集である。
人間の手と足は自由になるためにあり、そして人間の目と耳はこうした「一仕事」を成し遂げるためにあるのだと実感する。
ポレポレ坐の実行委員、南椌椌さんからの案内。
パルデン・ギャツォ師の『雪の下の炎』とは少し趣きの異なるジャンパ・プンツォク 師の100ページにも及ぶ証言は胸打たれます。あまり語られるこのない侵略中国軍との 熾烈なゲリラ戦の様相と、20数年に及ぶ投獄生活の詳細な証言はまさに貴重な現代史 の一断面を教えてくれます。 当イベントでは、会期中、さまざまな映画上映イベントなどもあります。東中野のポ レポレ坐までいらしていただき直接お求めいただけると嬉しいですが、遠方の方やど うしてもお時間のない方にはメールにてご注文いただければこちらから発送いたしま す。 A5版165ページ、定価1500円. 送料込みで1700円でお送りさせていただきます。 お申し込みは info@tibet-free-tibet.com までどうぞ。
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Bomb Attack on Kashgar
日本でもきのうの夕刊各紙一面で報じられている新疆ウイグル自治区、カシュガルでの公安襲撃事件。新華網の一報は、「カシュガルで襲撃事件、16人死亡」として、8月4日午前8時頃、公安辺防支隊(国境警備分遣隊)が朝の体操をしているところを襲撃され、16人が死亡、16人が負傷したと伝えている。
RFAも新華社電を分析している。
中国中央テレビによれば、カシュガル市政府近くの怡金賓館ホテルの前を武警の一団がジョギングしていたところを、ダンプカーが突っ込み、乗っていた2人の男が爆発物を投げつけたという。
新華社によると、ダンプカーが電柱に衝突した直後に2人の男が降り、爆薬に点火して、「ナイフで警官たちを襲った」という。また男たちはトラック爆弾を使ったとの情報もある。
カシュガル第一病院の医師は電話でのインタビューに対し「17人の負傷者を受け入れた」とだけ話した。
ホテルの近くにいた会社員によれば、現場はすぐに封鎖解除され、現在は元通りになっているという。
新華社通信は、2人の襲撃者は逮捕されたが黙秘していると伝えている。
これが五輪を狙ったテロなのかどうかはわからないが、日本を含め各国の報道が大きく扱う中で、新華社は意外なほど情報を伝えていない。五輪一辺倒の報道に埋もれ、むしろ、トルファンで気温47.8度を観測し、38年ぶりに最高気温を更新したという記事のほうが目立つぐらいだ。
治安部隊による一斉捜査と容疑者の逮捕、地下モスクの破壊、それに対抗したウイグル人の警察や行政組織への襲撃と、新疆では報復の連鎖が各地で繰り返されている。
今回襲撃を受けたのは市政府や公安局といった中枢ではなく、辺境警備に当たる部隊だった。想像するに訓練中に襲撃に遭ったのは、こんな西の端まで連れてこられ、次の休暇で郷里に帰れるのをただ楽しみにしている若い人たちがほとんどだったろうと思う。
爆弾とナイフを使った残忍な手口に比較して、襲撃対象はあまりにも威圧効果が薄い。襲撃した2人の意図や背景は、考えれば考えるほどわからなくなる。それを短絡的にテロだとか、五輪警備に対する挑発だとか、そんなふうに決めつけて、警備強化の名目で予防逮捕を行ったり、報道規制をしたりすることのほうがよほど怖い。
(追記1)
13:21の新華網より。
逮捕されたのはカシュガル在住のタクシー運転手(28)、青果商(33)。公安は爆発物9個と銃を押収した。これらの押収物が、2007年1月に「東トルキスタンのテロ組織」を摘発したとき発見されたものと似ており、「聖戦」を宣伝するチラシも見つかった。
(追記2)
取材で現地入りしていた東京新聞と日本テレビの記者ら4人が4日夜、武警に拘束され、暴行を受けたという。心配したとおりのことが起きているようだ。
東京新聞のWebには「本紙写真記者ら拘束 中国当局 暴行、カメラ壊す」という記事が。新華網では「福田首相、靖国神社には参拝せず」は載っているが、もちろんこうした事件は報道されていない。
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Let's Walk
過密なスケジュールを日本で過ごされたパルデン・ギャツォ師は、7月27日に成田を発ち、シカゴへ向かった。ウィスコンシン州マジソンで25日に始まった "March for Tibet's Independence"(チベット独立のための行進)またの名を「ランゼン・ウォーク」に、途中から参加するためである。
この行進、チベット人10人を含む12人の参加者で、オリンピック開会式に合わせて8月8日にシカゴ到着を目指しているそうだ。最年長はもちろん77歳のパルデン師。参加早々、一行を先導して歩いていたそうだ。この情熱は、そのままチベットの自由と独立のための情熱に他ならない。
インディアナ州に本部を置き、この行進を主催するInternatonal Tibet Independence Movement(ITIM)は、1995年以来米国内で数々の徒歩やバイクによるイベントを行っており、延べ340日に渡って、3440マイル(約5500キロ)を歩いたり、走ったりしているという。
インド・ダラムサラを拠点とするTYCやSFT、グチュスムなど5団体が3月10日にラサを目指して始めた行進は、90日間で1300キロ以上を歩き、中国の国境警備隊が待機するチベットの入口まであと10キロというところで終了を余儀なくされた。
チベット人は、どんな遠くからでも祈りながら巡礼の旅をする。いま彼らが行進しているのは、チベットを中国から取り戻すために祈る必要があるからだ。
日本でも行進が行われている。8月3日には、SFT日本が主催して、神奈川県の鎌倉市、藤沢市で"WALK for a FREE TIBET"が行われた。ベビーカーに乗った2歳から、健脚の60代まで、約40人のチベット支援者が参加、鶴岡八幡宮や長谷寺といった名刹を巡りながら、北鎌倉駅から湘南海岸公園までの11キロを歩き、観光客や海水浴客にもチベット問題をアピールした。
9日には名古屋で、24日は長野県松本市の上高地で同様のウォークイベントが行われる。
北京五輪がスタートする8月9日と、閉会式の24日には、在日チベット人コミュニティが中心となって東京で行進が行われる。9日(日)は、16時に港区六本木の三河台公園で集会が行われ、16時半に出発、六本木通り、西麻布交差点を経て麻布の笄(こうがい)公園まで約1.8キロのコースでデモが行われる予定。
アジアの東端に位置する日本からチベットへ向け歩いて行くにはとても時間が足りないが、この夏の1日を、同じようにみんなで歩くことで世界中のチベットの兄弟のひとりとして、チベットに住む姉妹たちに連帯を示そう。五輪を楽しみにしている中国や世界中の人たちに、チベットで起きていることを知ってもらおう。
さあ歩こう。チベットの自由のために。
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Bird’s Nest Banner Action
けさ早朝、Students for a Free Tibetのサポーターが北京国家体育場(「鳥の巣」)近くで横断幕を街路灯柱に掲げ、4人が当局に拘束された。
AP, AFPなど各通信社が伝え、日本の主なメディアも速報している。
SFT本部のニュースリリースによれば、横断幕は長さ20メートルほどの大きさで、ひとつは英語で "One World, One Dream: Free Tibet"、もうひとつは "Tibet Will Be Free" と中国語で「西蔵自由」と書かれていたという。アクションは早朝、天安門広場に聖火が到着する1時間前を狙って起こされた。4人は1時間後に拘束され、現在連絡がつかないという。
30メートルの高さの街路灯によじ登り、"One World, One Dream: Free Tibet"と書かれた横断幕を掲げたのは、SFT英国のメンバーであり、環境問題活動家のイアン・トム(24)。もうひとつは、ニュージャージー州ブジッリウォーター出身で現在はコロラド州ボウルダーに住むフィル・バテル(34)が掲げた。
他にブリストル大学を卒業したばかりでロンドンに住むSFTメンバーのルーシー・マリオン(23)、オレゴン州ポートランド出身の建設会社勤務、タイリアン・ミンク(32)の計4人が連行された。
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Beijing, Hear Their Voice
引き続き、世界中の注目を集める北京。ついにオリンピック開会式の夜になった。
Students for a Free Tibetのニュースリリースによれば、その開会式の1時間前に、オリンピックパークと国家体育場(「鳥の巣」スタジアム)の入り口で3人のチベットサポーターがアピールを行ったという。3人は"Team Tibet 08"と書かれたTシャツを着て、チベットの「雪山獅子旗」を掲げたが、多くの人が見守る中、40秒後に公安に取り押さえられた。
3人は米国人のジョナサン・ストリブリング・アス(27)、カラヤーン・メンドーサ(29)とアルゼンチン出身のセザル・パブロ・マキシ(32)。
この他にも、8/6には25歳のミネソタ州在住の亡命チベット人女性、チメ・ドルカルが北京国際空港に到着直後、12時間に渡り拘束され、強制送還された。北京の空港で彼女は "Tibet will be free" と叫んだという。
「チベット人に対してこの数十年で最も厳しい弾圧を行いながら、中国政府はオリンピックのホスト国になった。私はチベットの人々を代弁するために北京に行かなければならないと感じたのです」とニューヨークのJFK国際空港を出発する際、彼女は話していた。
また、街路灯柱に登り、横断幕を掲げて拘束されていた4人のSFTメンバーは、国外退去となり、きのう無事にサンフランシスコ国際空港とフランクフルト国際空港に着いた。
「チベットで中国政府が行っている軍事的弾圧や、人権抑圧をオリンピック開催によって覆い隠そうとする意図にスポットライトを当てるために、私たちはきのう北京でこの平和的アクションを起こしました。自由と人権を求めて闘うチベット人を、世界中の良心的な人々が支持するかぎり、中国に対する問題解決の圧力は弱まらないでしょう」。コロラド州ボウルダーのフィル・バテルはそう話している。
エジンバラ出身のイアン・トムは、「チベット人はリスクを冒して人権と自由について訴え、中国政府によって暴力的な鎮圧を受けています。良心を持った人々が不正に立ち向かうとき、きっと変化が起きるでしょう。この微妙な時期に中国政府はチベット人を黙らせるために全力を尽くしています。世界中の市民が声を上げねばなりません」と語った。
今夜、オリンピックの開会式が行われた北京時間午後8時8分に合わせ、キャンドルイベントが世界中で行われた。東京でも新宿の常圓寺や文京区の護国寺でキャンドルに火が灯され、多くの参加者が幻想的な灯火を眺めながら、開会式の時間を迎えた。
また、インドやネパールでは中国大使館に対する大規模な抗議デモが行われた。デモに対する過度な取り締まりが問題になっているネパールのカトマンズでは、2000人以上の逮捕者が出たという。
五輪参加選手は、いつまで黙っていられるだろうか?
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Beijing, We Are Ready
Stundents for a Free Tibet(SFT)は「北京、待ってろよ」と挑発的なアピールをWeb上でも展開している。ニューヨークにある本部のラドン・テトンは「何をするのかしないのかなど、まだ話すことはできない」と『予言』していたが、そのとおり、3度目のアクションが天安門広場で行われた。
freetibet2008.orgによれば、きょう午後早く、中国のチベット占領を終わらせることを要求して、天安門広場で抗議が行われた。毛沢東の肖像画の前で、4人のチベットサポーターがチベット国旗を体に巻き付けて横たわり、5人目はその抗議の意味を説明したという。
シカゴトリビューンによれば、シカゴ市内のウォータータワープレイスから中国領事館へ、500人以上の参加者がデモ行進を行い、「中国は恥を知れ」と叫んだ。ダライ・ラマの甥に当たるジグメ・ノルブは「このままでは2020年には中国はアメリカをしのぐ超大国になる」と語り、中国製品、特に危険が指摘されている玩具や薬を買わないように呼びかけた。
ジグメ・ノルブをはじめ、15人はウィスコンシン州マディソンから続く行進の参加者。ミネソタ州の学生、ペマ・チニャム(16)は「チベットでは無垢の人々が投獄されたり殺されたりされているだけでなく、私たちの文化が消されようとされているのです」と話した。
33年間を中国の刑務所で過ごした僧侶のパルデン・ギャツォ(77)は集まった群衆に語りかけた。「ダライ・ラマが提案するチベットの自治は、中国政府にとってもよいことだ。猊下に耳を傾け、状況を打開するときが来た。我々は軍隊を持たないが、力は持っている。それは静かに広がって行っている」。
カナダのトロントでもチベット人とビルマ人を中心とした200人のグループがオンタリオ州議会から中国領事館へ行進を行った。
「この行動を通して、多くの人々にチベット、中国そしてビルマで起きていることを知ってもらいたい。開会式は盛大なものになるだろうが、それが中国にとって勝利を意味するものではない。チベットでは別のことが起きている」とSFTカナダのジゲル・ドルジェは話した。
香港大学の学生、クリスチャーナ・チャンは香港沙田で行われる馬術競技会場で、カナダ国旗を掲げようとして会場警備員に停められ、かけつけた警官に拘束された。カナダ国旗は「おとり」で、それがうまくいけばチベットの雪山白獅子旗と横断幕を掲げるつもりだったという。
ニューデリーでは、チベット青年会議(TYC)のメンバーら120人の僧侶が在インド中国大使館前に集まり、僧衣に身を包んだ若者たちがアピールを繰り広げた。警官隊ともみ合いになり、全員が拘束されたようだ。TYCは中国政府から名指しでテロリスト扱いされている。
ブリュッセルでは、EU本部前でTYCベルギーを中心とする約100人の参加者が「平和を愛する中国市民にとって、五輪開催は悪夢だ」と旗や横断幕を掲げて抗議を行った。
ニューヨークではチベット人4人が中国大使館を囲む鉄柵に鎖をつなぎ、6人が大使館前に座り込んで抗議を行った。鎖は30分後に警官によって切断され、退去させられた。
そして、長崎の原爆記念日を迎えたきょう、東京では在日チベット人コミュニティが初めて主催するデモが行われた。
「広島、長崎への原爆投下でたくさんの市民が亡くなったことを知って、ダライ・ラマはチベット中の僧院に祈りを捧げるよう頼んだ」というパルデン・ギャツォのメッセージが読まれ、原爆投下の犠牲者を悼む黙祷が捧げられてから行進開始。600人以上の参加者がチベット、ウイグルなどの旗を振って六本木通りを歩き、「チベットには時間がない。オリンピックの影で、中国からの迫害はいまも続いている。もっとチベットのことを知ってほしい」と沿道に訴えた。
この訴えは世界中に呼応し、こだましているかのようだ。
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カシュガル爆発事件の真相を容疑者が供述
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2008-08/06/content_8984043.htm
国外で訓練を受けたテロリスト18人を逮捕
http://news.xinhuanet.com/legal/2008-08/06/content_8989993.htm
官製報道だということを忘れないようにしないといけない。
日本テレビは同日のNEWS23で暴行事件について詳しく伝えた上で、「中国に報道の自由はない」とコメントしている。