Free the Beijing 6
AFP通信によれば、北京のアメリカ大使館は北京で公安に拘束されている米国人に対する憂慮を表明した。大使館の発表によれば、公共の秩序を乱した「トーマス」他5人の米国人に対して北京市公安局が10日間の勾留を決定したとのファクスが届いたという。
SFTによると、この6人は19日に拘束された「市民記者」ブロガー5人と、フリースピーチ活動家でレーザーを使ったアクションを準備していたジェイムズ・パウダリーとみられる。SFTでは、中国政府にこの6人の解放を求めるよう米国議会外務委員会に訴えるアクションを呼びかけている。
中国の国内法では公安は裁判所の令状なしに勾留を行うことができ、20日の真夜中に「鳥の巣」近くでチベット旗をめぐり私服公安の暴行を受けたフロリアン・ノルブ、ジェレミー・ウェルズ、ジョン・ウォッターバーグ、マンディ・マキューンの4人も同様に10日間の勾留となっているようだ。
ブリストル在住のマンディ・マキューンは、SFT UKのスタッフであるだけでなく、英国の様々なチベット支援グループに関ってきた。5歳と3歳の子供の母親でもある。彼女の夫、ダン・キャリーはガーディアン紙のインタビューに答え、「願わくば閉会式に出席するブラウン首相から、中国政府に対して人権上の憂慮を伝えてほしい」と語った。
この「鳥の巣」の事件では、AP通信の記者2人も一時拘束され、メモリカードを没収、消去されている。国境なき記者団の21日のニュースリリースによれば、オリンピック開会式から21日までに約10人の記者が拘束、暴行などの妨害を受けているという。BOGOC副会長の王偉は記者会見で、チベット問題に関連して五輪開催の資格があるのかと質問した外国人記者に対して、「偏向した外国メディアが報じているだけ」と反論したという。
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Wang Wei Speaks
BOGOC副会長の王偉が「チベットに関する外国メディアの報道は偏っている」と記者会見で反論した件、ロイターが詳しく伝えている。
外国メディアには知識が不足しているために中国とその南西を占めるチベットに関する公正な報道ができない、と五輪組織委員会副会長の王偉は金曜日に話した。
中国のチベットへの対応と人権問題において、IOCが北京で五輪を開催することにしたのは正しかったと思うか、という記者の質問に対して回答した。
チベットの独立を求める動きは、北京五輪の聖火リレーや、五輪開催期間中の北京での抗議行動に波及した。抗議行動は、チベットの首都、ラサ周辺で3月に起きた暴動と政府の鎮圧によって引き起こされた。
「いかに中国に対して偏っているか、いかに知識が少ないか、それが皆さん報道陣のたくさんの批判につながっている。みなさんはチベットのことを知らないのです。みなさんは北京の市民にチベットのことを聞いてみるべきです。私にはチベットに友人がいて、彼らの生活水準は劇的に向上しています」と王は返答した。
中国は、1950年にチベットに進駐し、封建的な農奴制から中国軍がチベットを解放したという。以来、「占領」「抑圧」を棚に上げて、北京から遠く離れた地域を開発するために多額の投資を行っている。
王は言う。「結論を出す前に知っておいてほしいことがある。メディアはいつもニュースの元を探しているが、それは人々を犠牲にしてまでやるべきことだろうか」。
専門家によれば、チベットは不法に占拠され、チベット人は経済の波から取り残されていて、漢族とチベット人との間に所得格差が広がっているという。
「犠牲」とは、北京で拘束されている米国人6人、チベットサポーター4人のことを指すと思われる。つまり彼らは報道陣がニュースを作るために「拘束10日間」の代償を払うことになった、ということだ。
SFTのニュースリリースを見ればわかるとおり、彼らが取材を期待してアクションを起こしたのは確かだが、何のためにアクションが行われたのかということを王偉は理解していないようだ。
外国人はチベットのことを知らないのだから文句を言うなという態度は、聖火リレーが長野市にやってきたときに応援にやってきた多数の中国人留学生と変わらない。
私たちが自由にチベットに行けないのを棚に上げて「知らないのに」というのはまったく筋が通らない。したり顔で「みなさんはチベットを知らない」と言う前に、もっと多くのメディアをチベットに招き、自由に取材させるべきだろう(レコードチャイナによれば、同じ記者会見で「あらゆる記者がチベットのすべての地区に出入りできるのか、確認してもらえないか」との記者の質問に対し、「許可さえ得られれば誰でも自由にチベットを訪問することは可能」と王偉は答えたという。おそらく北京の市民に聞いても同じ答えが得られるだろう。なんだかんだと理由をつけられて、その許可が申請通りに得られないのが問題なのだが)。
北京の市民に聞いても、長野に行った留学生に聞いても、チベットに関しては王維が言うのと同じ答えが返ってくるだろう。チベットのことを本当に聞き出すべき相手は、中国政府に反旗を翻したラサの市民ではないか。
王偉に知っておいてほしいことがある。五輪が政治に利用されてはならないと言ったのは、あなた方のほうではなかったか。あと2日間しか残っていないから、外国メディアやIOCなんか怖くないと思っているのか。
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