Let's Walk
過密なスケジュールを日本で過ごされたパルデン・ギャツォ師は、7月27日に成田を発ち、シカゴへ向かった。ウィスコンシン州マジソンで25日に始まった "March for Tibet's Independence"(チベット独立のための行進)またの名を「ランゼン・ウォーク」に、途中から参加するためである。
この行進、チベット人10人を含む12人の参加者で、オリンピック開会式に合わせて8月8日にシカゴ到着を目指しているそうだ。最年長はもちろん77歳のパルデン師。参加早々、一行を先導して歩いていたそうだ。この情熱は、そのままチベットの自由と独立のための情熱に他ならない。
インディアナ州に本部を置き、この行進を主催するInternatonal Tibet Independence Movement(ITIM)は、1995年以来米国内で数々の徒歩やバイクによるイベントを行っており、延べ340日に渡って、3440マイル(約5500キロ)を歩いたり、走ったりしているという。
インド・ダラムサラを拠点とするTYCやSFT、グチュスムなど5団体が3月10日にラサを目指して始めた行進は、90日間で1300キロ以上を歩き、中国の国境警備隊が待機するチベットの入口まであと10キロというところで終了を余儀なくされた。
チベット人は、どんな遠くからでも祈りながら巡礼の旅をする。いま彼らが行進しているのは、チベットを中国から取り戻すために祈る必要があるからだ。
日本でも行進が行われている。8月3日には、SFT日本が主催して、神奈川県の鎌倉市、藤沢市で"WALK for a FREE TIBET"が行われた。ベビーカーに乗った2歳から、健脚の60代まで、約40人のチベット支援者が参加、鶴岡八幡宮や長谷寺といった名刹を巡りながら、北鎌倉駅から湘南海岸公園までの11キロを歩き、観光客や海水浴客にもチベット問題をアピールした。
9日には名古屋で、24日は長野県松本市の上高地で同様のウォークイベントが行われる。
北京五輪がスタートする8月9日と、閉会式の24日には、在日チベット人コミュニティが中心となって東京で行進が行われる。9日(日)は、16時に港区六本木の三河台公園で集会が行われ、16時半に出発、六本木通り、西麻布交差点を経て麻布の笄(こうがい)公園まで約1.8キロのコースでデモが行われる予定。
アジアの東端に位置する日本からチベットへ向け歩いて行くにはとても時間が足りないが、この夏の1日を、同じようにみんなで歩くことで世界中のチベットの兄弟のひとりとして、チベットに住む姉妹たちに連帯を示そう。五輪を楽しみにしている中国や世界中の人たちに、チベットで起きていることを知ってもらおう。
さあ歩こう。チベットの自由のために。
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Bird’s Nest Banner Action
けさ早朝、Students for a Free Tibetのサポーターが北京国家体育場(「鳥の巣」)近くで横断幕を街路灯柱に掲げ、4人が当局に拘束された。
AP, AFPなど各通信社が伝え、日本の主なメディアも速報している。
SFT本部のニュースリリースによれば、横断幕は長さ20メートルほどの大きさで、ひとつは英語で "One World, One Dream: Free Tibet"、もうひとつは "Tibet Will Be Free" と中国語で「西蔵自由」と書かれていたという。アクションは早朝、天安門広場に聖火が到着する1時間前を狙って起こされた。4人は1時間後に拘束され、現在連絡がつかないという。
30メートルの高さの街路灯によじ登り、"One World, One Dream: Free Tibet"と書かれた横断幕を掲げたのは、SFT英国のメンバーであり、環境問題活動家のイアン・トム(24)。もうひとつは、ニュージャージー州ブジッリウォーター出身で現在はコロラド州ボウルダーに住むフィル・バテル(34)が掲げた。
他にブリストル大学を卒業したばかりでロンドンに住むSFTメンバーのルーシー・マリオン(23)、オレゴン州ポートランド出身の建設会社勤務、タイリアン・ミンク(32)の計4人が連行された。
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