We have Nothing to Lose
「学生がただ騒ぐだけでこの大きな国が変わるとも思えない。けれど、事件のために指導者のイメージには明らかに傷がついた。それが良かったのか、悪かったのかは数十年もすれば自然に明らかになるでしょう」。
1989年6月4日の天安門事件の翌年、親しくなった若い中国人記者がのどの奥から絞り出すようにゆっくりと話してくれた言葉をまだ覚えている。ふだんはあれだけ軽口を叩いていたのに、さすがにこの「天安門事件をどう思うか」という質問にはまだ答えにくかったようだ。いま考えるとストレートすぎた。
西域へ向かう車中3泊の長距離列車の中。「花房姑娘」「假行僧」といったコミカルな曲に混じって、「一无所有」(俺たちには何もない)という昨年の事件を連想させるメッセージソングが入った崔健の「新长征路上的摇滚」のカセットが私たちのBGMだった。
あれから20年。記者だった友人はいま中国を離れて暮らすという。北京の火は消えてしまった。
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/we-have-nothing/tbping
Standoff at Ser Ngul Lo Gold Mine
Articles from Radio Free Asia
天安門事件20周年を迎え、TPUMは「チベット人は中国民主化を支持する」声明を出した。この声明で引用されていたのが、マルカムでの金鉱山採掘に対する抗議事件。中国民主化とは直接関係ないが、RFAは5月24日と28日の2回に分けて、こう伝えている。
【香港】チベット自治区で、数百人の村人たちが、彼らが聖なる地と崇める山での金鉱採掘に反対して、武装兵士と対峙しているという。
「チベット人抗議者は心配しています。公安と兵士、鉱山労働者は採掘を続けるといいます。彼らは強行突破して採掘現場へ行くと言っています」と、地元抗議者の8人のリーダーのひとりは語った。
現地はチベット人が古来から崇拝する土地。天災を鎮めるための儀式を行う場所だという。現在、中国の鉱山採掘企業、中凱公司に一帯の採掘が許可され、住民と対立している。
別のチベット人の証言によると、チャムド(昌都)地区マルカム(芒康)県ララ郷下のツァンシュルにあるSer Ngul Lo(チベット語で金銀の年)に数百人の人々が集まったという。
「多数の兵士もいます。300人はいると言えるでしょう」。
別の住民によれば、保安部隊が村から抗議者を隔離したという。「電話回線は切られ、携帯電話も使えないようでした。彼らに連絡するすべがありません。きょうもだいたい30〜40人の兵士が乗ったトラックが現地に走って行きました。しかしチベット人たちは経典を頭上に持ち、命を捧げてまでも抗議すると言っています」。
マルカム近くのホテル従業員の女性は、抗議がこの数ヶ月間続いていると話した。
「原因は採掘です。300人以上の武警が投入されています。県政府は職員100人を送っています。もう3、4ヵ月かかっていますが、まだ終わらないでしょう」。
地区公安局と中凱公司は電話取材を拒否した。デモ参加者によると、住民説得のため、チベット自治区共産党副議長のペマ・ティンレーがマルカムに送られたが、抗議は続き、4月5日にラサに戻ったという。
5月16日、公安と武警の一行が到着したときには、約500人のチベット人が現場への道を封鎖したと住民は話した。
「チベット人たちは昼夜問わず路上に居座り、中国側一行を近くの学校に足止めしました。彼らは抗議をやめるように説得しようとしましたが、チベット人側は『神聖な山を守るためには命を辞さない』と宣言しました」。
5月28日の続報。
【香港】マルカム商務局の職員によれば、数百人のチベット人が関わった騒動はほぼ終息したという。
「地域の主要人物がみんな現場にやってきて、状況が解決しました。地元の人たちが反対していただけなのです。私たちは交渉で双方が納得する結論に達しました。結論はいわば、鉱山採掘は将来にわたって環境汚染を引き起こさず、地元住民は一定額の補償を得るといったものです」。
一方、チベット人住民は緊張が増していたと話している。ラサを訪問していたマルカムからの通商代表団がまだ戻っていないのは、一行がラサでの座り込みを計画した疑いが持たれているためだという。
「一行はラサの自治区政府へ行く前に、中国政府がマルカムのチベット人への嫌がらせをやめるよう抗議することを決めました。彼らは採掘事業を停めたかったのです」とラサに住むチベット人が話した。
別のチベット人は木曜日、「チベット人抗議者と中国当局、武警との仲介人がいた」という。「公安職員は学校に駐屯しています。学校の200人の生徒は家に帰されています。彼らの一部がこちら側へ来ようとしましたが、私たちは抵抗しています」。
地元筋によれば、5月24日、武警は抗議者のひとりソナム・ワンドゥ(52)を拘束し、暴行したという。
「彼は激しく殴られましたが、間もなく解放されました」。
別の抗議グループリーダーによれば、安全のために60歳以上と18才未満の抗議参加者は帰宅するように促したという。また、上位機関へ訴えることを計画した数十人の若者が、現地から自宅へバイクで戻ろうとしたが、地元武警がそれを停めたという。
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/standoff-at-ser-ngul-lo-gold-mine/tbping
July 4, Earth Garden
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/july-4-earth-garden/tbping
Sagadawa in Lhasa
Articles from Radio Free Asia
【香港】ラサの中国当局は、100人以上のチベット人が集まり、仏教の実践する権利を求めて行進した事件で6人を逮捕したという。
ラサの住民によれば、2008年3月の騒乱以来、これほど多くのチベット人が集まったことはなかったという。「抗議というより、お線香を焚いた焼香でした」とラサのチベット人は取材に対して答えた。彼も6月7日から10日まで3日間拘留されていたという。
「多くの仲間が捕まりました。が、とても電話では詳しいことは言えません」。
別の情報筋によれば、6人が尋問を受けたという。3日間の拘留で解放されたのが何人かはわかっていない。6人は、デルゲ出身のピド、ペマ・ドリメ、プルバ、ドキャプ、ドルジェ・ツェリン、ナンチェン出身のトゥッパと確認された。
ダラムサラのゲシェ・モニアム・タルチン師が目撃者の情報として伝えたところによれば、6月7日早朝、約200人の民族衣装を着たチベット人たちがラサの商店街近くに集まったという。
彼らは貯めたお金をジョカンに寄進し、商店街から地元政府の前を通り、ポタラ宮へ向かった。
「ポタラ宮前の広場に差しかかったとき、彼らはポタラの方を向き、仏神の勝利を大声で祈りました。全員がカターを掛けていました。次に彼らがネチュンへ向かおうとしたとき、数人の武警に阻止されたそうです」。
16時すぎにもツクラカン近くでチベット人が集まったが、当局に制止され、事情聴取を受けた。彼らは単に宗教の自由を求めているのだと話したという。6人が拘束されたのはこのときだった。
地元当局はコメントを拒否した。ラサ市公安の担当者は電話取材に対して、「ひとりも拘束していない。あれはただの宗教儀礼。中国人民共和国は宗教の自由の実践をチベット人に許している」と話した。
6月7日はチベット暦の4月15日で、縁起のよい日とされている。
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/tibetans-held-after-gathering-in-lhasa/tbping
6 monks in Dhen Choekor Monastery Sentenced
5月27日のTCHRDのリリースによれば、1月に逮捕されたデンチョーコル僧院の僧侶6人に、15〜12年の有期徒刑判決が出されたという。容疑はペマ・ツェパクが獄中で殺されるきっかけとなった「爆発事件への関与」で、さしたる被害がなかった事件だけに、でっちあげの様相を示している。
信頼できる情報筋によれば、6人の僧侶の容疑は爆発事件への関与だという。公判は5月22日、チャムド(昌都)地区ジャムダ(江達)県人民法院で開かれ、爆破事件を幇助し、抗議活動に加わり、政治的犯罪を犯した上に、ダライ・ラマ法王が「分裂主義者で反中国勢力である」という文書に署名をしなかったために6人それぞれに有期徒刑の判決が下された。
僧院長のテンジン・ギャルツェン(37)、ニチェイ(50)、ガワン・タシ(51)、タシ・ドルジェ(30)には15年、唱導僧のジャムヤン・シェーラブ(42)には13年、ツェリン・パルデン(36)には12年がそれぞれ言い渡されたという。
被告が適切な法的主張と弁護を受けながら、自由で公正な裁判を受けられたかどうかといったことを含め、公判手続きについてはほとんど明らかにされていない。
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/6-monks-in-dhen-choekor-monastery-sentenced/tbping
Troubule in Sagadawa
台湾のチベットニュースサイト、「西蔵之頁」は、6月15日にVoice of Tibetで流れたサカダワ期間中のトラブルを伝えている。
中国共産党政府は、サカダワへの参加を控えるよう通知していたが、ラサでは焼香に集まった人々がデモに発展し、チベット人1人が逮捕された。アムド・サンチュ(夏河)県のチベット人も散発的に当局への抗議を行った。この他、チャムド(昌都)地区ジャムダ(江達)県でも冬虫夏草を採りに来た漢人と地元のチベット人とのトラブルが原因で、チベット人9人が逮捕された。
- 13日夜、通知に背き、集合してデモを行った罪で、チャムド地区ジャムダ県の卡貢郷出身で、ラサへ行商に来ていたシリン・リンチュ(34)が公安に逮捕された。
- ラサ−ナチュ(那曲)間、ラサ−チャムド間の主要道路沿いの検問には、ラサでのデモに参加したチベット人をチェックし、警備を厳しくするように通達されているという。
- 6月6日から7日にかけてジャムダ県リカラ郷(音写)で、冬虫夏草を採取した漢人と地元チベット人のあいだでトラブルが起き、9人のチベット人が公安に逮捕されたという。詳細はわかっていない。
- この他、ネパール在住のサンチュ出身のチベット人によると、カンロ(甘南)州中級人民法院の秘密法廷でラプラン寺の僧侶2人が「国家政権転覆罪」によりそれぞれ無期徒刑と有期徒刑15年の判決を受けた。
判決の数日後、ラプラン寺では抗議行動が起きたという。
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/troubule-in-sagadawa/tbping
Lha Gyalo !
6月7日、サカダワでラサに集まったカム出身の商人たちが逮捕された事件は、Phayulがその後詳しく伝えている。
RFAとかなり重複するけれど、「市場」がトムシーカンだったり、「商店街」がバルコルだったり、細かい描写はさすがチベット人メディア。
- 逮捕された6人は、7日11時頃、トムシーカン市場に集まった200人の中にいた。ツクラカンにバターを奉納しに行く前、一行は正装し、喜捨を集めながら、「ラー・ギャロー!」(神に勝利を!)と叫んでいた。一行はカム出身でラサに住む商人によって率いられていた。
- 奉納の後、一行はバルコルを移動し、ポタラ宮の前で再集合した。カタを掲げ、再び「ラー・ギャロー!」と祈りの言葉を叫んだ。
- 次にネチュンへ向かう途中、大勢の武警によって前進を阻止された。
- 夕方16時頃、チベット人の群衆が再びトムシーカンに集まった。あわてた公安が集会の事情を聞いたところ、チベット人は「単に信教の自由を実践しているだけ」だと答えた。
- 公安はチベット人数人を拘束したが、6人を除いてすぐに解放した。当局は当初、6人についても事情聴取の後にすぐ解放すると説明していたが、その後解放されたという情報はない。彼らの解放を保証しないなら、いつでも抗議を行うとチベット人は息巻いているようだ。
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/lha-gyalo/tbping
Patriotic Education Campaign in Jomda
Articles from Radio Free Asia
最近頻繁に出てくるジャムダでの騒動、もう1つ、18日のRFAより。
ジャムダ出身でダラムサラ在住のサムテンという情報提供者によれば、6月13日、当局は「愛国教育」キャンペーンをジャムダの6つの僧院で実施するべく赴いた。そのうちのひとつ、ニェド僧院では3人の僧侶と従者が地元の拘留所に連行された。その後、9つの村の数百人のチベット人が集まり、彼らの解放を要求したという。
数百人の公安要員が駆けつけ、群衆を散開させるために催涙ガスを用いた。人数は不明だが、気が遠くなった人々が病院に連れて行かれたとサムテンは語る。
「解放軍にいたことがあり、北京語が話せるケルサンというチベット人が武警の前に出て、毒性ガスを使うのを止めるよう言ったが、彼を殴り倒された」。
ダライ・ラマを批判させられる「愛国教育」を避けるため、多くの僧侶が僧院を空けているとサムテンは言う。
ジャムダ出身者のもうひとり、ドルジェによれば、カメラの前でダライ・ラマを批判することなどを含む「愛国教育」を6月18日までに終えるよう各僧院は指示されているという。
「もし指示に従わなければ、一帯の全僧院が閉鎖され、僧侶は全員拘束、連行されると言います」。
- Category(s)
- チベットに自由を
- The URL to Trackback this entry is:
- http://www.mobileplace.org/dias/blog/patriotic-education-campaign-in-jomda/tbping