Mining Lead to Standoffs with Tibetans
Article from Radio Free Asia
ペーユルでの発砲事件について、RFA(英文版)が別の証言を伝えている。
インド在住の僧侶、チメ・ギャルツェンによれば、一帯の鎮圧のために部隊が増派されてきているという。
「隣接するカンゼやデルゲから武装部隊が到着したそうです。ペーユルへ向かう道路は封鎖され、住民たちも自由に動けません」。
彼によると、タシ・サンポに率いられた昌台区シャルチュ・ギャツォ村のチベット人たちは鉱山採掘に関する不安を訴えるため、8月13日、ペーユル県政府にやってきたという。
一行は中国企業のKartin公司の金鉱山が村一帯の人口増を引き起こし、放牧地を傷つけ、草原の生態系に悪影響を及ぼしていると訴えた。
「政府職員は彼らに耳を貸すどころか、申し立てを却下して拘束しました」と彼は言う。
「村人たちはこれを意図的な弱い者いじめだと取り、後から来た40人がペーユルの町中で拘束されたタシ・サンポたちの解放と、土地破壊への補償を求めてデモを行いました」。
一行は県政府庁舎の前で3日間に渡ってピケを張ったが、4日目の早朝、公安が催涙ガスで攻撃し、待機させていた車両で連行しようとした。
「何人かが連行されようとしているとき、まだ動ける仲間たちが気勢を上げ、抗議を叫び始めた。同時に武警が発砲を始めた」。
「タシ・サンポが最初に狙われた。彼は脚を撃たれ、親戚がすぐに手当をした。興奮と銃弾が飛び交う中、チベット人ひとりが撃たれて即死し、約30人が負傷した。うち5人は重傷だったそうだ。公安も2人がけがをした。ひとりは目をやられ、もうひとりは手足だという」。
ペーユル県政府職員は電話インタビューに対し、抗議者たちとの交渉がまだ続いていると話した。「事件については、若干の歩み寄りがなされましたが、まだ交渉中です。鉱山の操業が自然環境に悪影響を及ぼしていることに我々も注意を払っています。中国政府は鉱山操業を調査するでしょう」。上海に本社がある鉱業企業、Kartinは一帯で20年以上も金の採掘を行っているが、特に事業を拡大したのは2006年8月のことだった。以後4年間にわたって重機の数は増え続け、施設は拡大の一途をたどっている。従業員はほとんどが上海出身だ。
環境汚染の心配だけでなく、チベット人たちは鉱山操業の拡大が自然災害の増加につながるのことを懸念している。
近隣のドゥクチュ(甘粛省舟曲)とジェクンド(青海省玉樹)では相次いで悲惨な地震と土石流が発生したが、チベット人たちの中には鉱山操業と採掘が原因ではないかと疑う者もいる。
チベットは中国語で「西蔵」、つまり中国最大の金の宝庫を意味する。チベットでの中国の鉱山操業は、聖なる土地を破壊し、生活を育んできた環境を蝕むと主張するチベット人たちの抗議を今後もたびたび引き起こすことになるだろう。
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