"As it is" Hotspring
日曜日は朝から洗濯機を回して、1週間分、家族5人の衣類を何度かに分けて洗っては干し、掃除して、食事を作ると、いつのまにか日が傾いている。少し肌寒いが、心地よく吹き抜ける風に、きょうあたりの夜景はさぞかし、と思いを巡らせて、胸がうずき出す。
遅めの昼寝から覚めた子供たちを引き連れて、一路、中央道を西へ。混雑気味の上り車線を見ながら、笹子トンネルとそれに続く急な下り坂を走り下りると、眼下に甲府盆地の夜景が広がる。わあっと子供たちの歓声。右手の山裾に目立つフルーツ公園の、少し上にある明かりが、今夜の目的地。
初めて来たときには、大弛峠へ行ってきた帰りで、フルーツ公園の駐車場や園内道路を抜けて、まさかこんなところに、と思うような尾根の上に突如現れた掘っ建て小屋温泉に驚いたものだった。案内看板の少なさと、脱衣場の小屋と露天風呂のみというの素っ気なさがこの「ほったらかし温泉」の「ほったらかし」たる由縁なのだが、それだけに湯船の向こうに広がる眺望には感服する。
久々に訪れたほったらかし温泉は、旧来の掘っ建て小屋が改装で閉鎖されていて、南東側に少し下ったところに「あっちの湯」という新しい(でも少し立派な)棟が建って、そちらで営業していた。脱衣所を出ると、大きな洗い場と内湯もある。どちらかというと東向きなので、雄大な夜景というわけにはいかなかったが、湯船の向こうの素晴らしい眺望はそのまま。湯に浸かって仰ぎ見れば、オリオン座と北斗七星。明るい月夜だったので「降るような星空」は無理だったが、1時間余りも極楽の時間を味わうことができた。
こうして週末は終わる。
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