Canoe Taxi
友人Hは、ロードバイクで仕事場に通っている。直線距離でも18キロ。大小合わせて5つの橋を渡るのだが、どの橋を通るのか、速さと危険度のバランスが時間によって異なるのが難しくも面白いらしい。が、先週末、夜中に帰宅途中、その橋のひとつで後輪がパンクした。ちょうど仕事場から自宅への中間地点。
2時間半格闘したものの、High Pressureチューブには手も足も出ない。タクシーを停めて、分解するからロードバイクごと載せて、と頼み込んだものの、2台に断られて諦めた。残りの10キロ以上を押して歩き、後輪のリムはがたがた、スポークも何本か曲がってしまった‥‥。
日本の交通機関は、ことごとく自転車に冷たい。JRでの輪行にしても、手荷物切符を買わずに持ち込めるようになったのは1999年。まだ8年しか経ってない。多くの乗り合いバスでは運転手に任されていて、よほど空いている時間を狙わねば難しいし、タクシーでは論外!なのである。
バスの屋根上キャリアに苦労して積んだり、砂漠を越える鉄道貨車に積ませてもらったりしたネパールやパキスタンの旅が懐かしい。
そんなことを考えていたら、8月に訪れた土佐の仁淀川で、道の駅ならぬ「川の駅」に貼ってあったチラシを思い出した。
「カヌー搬送タクシー登場!」−また、運転代行や赤帽の副業でカヌーも運ぶのかと思ったら、写真を見ればなんと本当にCREWを使ったタクシーなのだ。雪山にはスキーキャリアを着けたタクシーが走っているが、同じようにカヌー&カヤックアタッチメントを着けていて、カヤックなら4艘ぐらいが積めそうだ。
ダムのない川の、上流部までこのタクシーで送ってもらって漕ぎ出し、自分のクルマを停めた駐車場近くの河原まで下りてくればよいのだ。仁淀川のゆったりした流れなら、このタクシーに数キロお世話になるだけで、ほとんど1日遊べそう。
カヤックもよいが、まずは自転車だ。自分がタクシーの免許を持っていたら、すぐにでも「ロードバイク搬送タクシー」を開業するのだが‥‥。でなければ、友人Hはいつまでも救われない。
カヌー搬送タクシー 大はらハイヤー
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