Deported Uyghur Had Cambodian Visa
プノンペンからのウイグル人20人の強制送還は、自国民の保護ないし犯罪者の引き渡し、というより、国際的な支配力による拉致に近いのではないだろうか。
同様に中国の支配力が強まっているネパールに住むチベット人をはじめ、迫害を逃れて各国に滞在している人々にも、この事件は深刻な影を落としているに違いない。22日の定例記者会見では、中国外交部のスポークスマン(正確にはスポークスウーマン)姜喩女史にこの点を衝く質問が出た。
12月23日のRFAは、国連拷問に対する特別委員会の非難を伝えている。国連拷問等禁止条約の第3条は、拷問の可能性がある被疑者の強制送還を禁じており、カンボジア政府はこれに明らかに違反している。記者:カンボジアから追放されたウイグル人の容疑と状況、所在について伺いたい。また、ネパールの首相が中国を訪問するが、以前の共産党政権と現政権とで中国側の対応に変化はあるか?
姜喩:私が把握している限りでは、このうち数人に刑事犯の嫌疑があり、法律に基づいて彼らの司法的な権利を保障した上で、中国の司法当局が他の法律違反についても並行して取り調べを進めている。所在についてはいま提供できる情報はない。公安部の了解を取る必要がある。
ネパールは友好的な隣国であり、ネパール政府と国民がその国情に合わせて自主的に発展することを我々は一貫して支持している。ネパール国内政治の有力者たちが対話を通じて諸問題を適切に処理し、和平を進め、早く政治的安定と経済発展を実現させることを我々は支持している。
一方で、20人のうちひとりは、カンボジア政府の言う「不法入国」ではなかったのではないかという疑念が出ており、これについても中国に脅されたカンボジアが国際的信用を失う結果になりそうだ。
カンボジアが「不法入国」として中国に強制送還した20人のウイグル人のうち1人は、国連難民職員の勧めで合法的にカンボジアに滞在していたことがわかった。
Aikebaerjiang Tuniyaz(27)は、「国外に秘密を漏らした」罪でウルムチのLiudawan刑務所に1年の刑期で収監された後、2009年3月に中国を発った。Tuniyazはアクス生まれで、上海交通大学を卒業、2007年にRFAのウイグル語放送で、武警に撃たれたウイグル人について証言した。
Tuniyazは2009年初頭にタイに着き、難民申請を行おうとしたが、UNHCRバンコク事務所はプノンペンの事務所のほうが手続きがスムーズだとアドバイスしたという。彼はバンコクのカンボジア大使館でビザを取得し、合法的にカンボジアに入ったと話している。Tuniyazは、流血の事態となった7月5日のウルムチでの暴動の時にはカンボジアに滞在していた。ウイグル人20人は土曜日に送還されたが、もし中国に送還されたらもっと長い刑期や死刑が待っているとUNHCRに訴えていたとAP通信は伝えている。
一行が拘束されたとき、Tuniyazは彼らの通訳として同行していた(うち2人は解放された)。EUは月曜日、ウイグル人を中国に強制送還したカンボジア政府の決定について「深い憂慮」を表明し、中国に対しては送還者の権利を尊重するよう求めている。
国連拷問に対する特別委員会のManfred Nowakは強制送還を厳しく非難している。彼は新疆で「残虐な拷問」が行われているという報告を受けており、また最近の死刑執行についても「公平な裁判を保障するという最も基本的な権利」に違反しているという。
「20人を国際的な基準に照らして人道的に扱い、もし起訴されて裁判になる場合でも我々がそれをいつでも把握できるように中国に求めていく」。
アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋部長、サム・ザリフィは、22日、中国外交部への公開書簡の中で、20人の氏名を明らかにした。
Uighur asylum-seekers forcibly deported to China from Cambodia on 19 December 2009 Abdugheni Abdulkadir and family Abulkadir Shahida Abulkadir Bilal Abulkadir Maymuna Abdugheni Halil Abdullah Kasim Ali Ahmat Ali Nur Amat Eli Ebrayim Mamut Hazirtieli Umar Islam Urayim Kuban Kanwul Mahmut Bilal Mamat Ali Mohammed Musa Mutallip Mamut Omar Mohammed Tuniyazi Aikaebaier Jiang Turik Muhamed
書簡ではこの中に幼児が2人含まれていることを特に憂慮し、20人の所在を明らかにし、全員が家族やそれぞれが選んだ弁護士と接見できるようにすることを求めている。
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