Gyegu Covered with Monks
地震から一夜明けた15日、16日のRFAから、引き続き新華社が伝えない被災地の真実。
僧侶救援隊の活躍
現地のチベット人によれば、周辺の僧院の僧侶たちが救援活動を助け、大地震で圧死した犠牲者の発見に貢献しているという。
「中国部隊の姿も見たが、彼らはがれきの下から行方不明者を探すというより、生存者を助けるだけのようだった」と玉樹在住者は話す。「中国の救援隊は主に倒壊した官公庁の救出にあたっていた。チベット人住民の救出は後回しにされた」。
ダムが決壊すれば押し流される危険があるとの当局の警告をよそに、代わりに活躍したのは周辺の僧院から助けにきた僧侶たちだったという。
「救援部隊は被災者の救出よりも自分たちの身の安全を優先していました。報道は信用できません。彼らは情報をねじまげています」。
サマン僧院の僧侶も救援隊不足から救助に加わった。
「2008年の四川大地震に比べ、被害は甚大です。死者は数千に及ぶかもしれません。まだ大勢ががれきの下に埋もれています。なかなか掘り起こすことができません」と彼は話す。
「中国の救援隊がきょう到着し、医療関係者と部隊を見ました。しかし救援活動はほとんどが僧侶を始めとした民間人が行っています。僧侶たちはセマン僧院とセシュル僧院、セカ僧院など近隣の地域から着ています。いまのところ200人ほどですが、これからまだ加わります」。
ジェク在住の別のチベット人によれば、町は「がれきの下から生存者を捜索し、遺体を掘り起こす僧侶たちばかりだ」という。
「ジェク僧院の広場と舞踊間にたくさんの遺体が安置されています。生存者は食糧や衣服、避難場所を待ち望んでいます。インスタントヌードルの価格は5元から30元に値上がりしました」。青海省民生部は15日、死者数は予想を下回り、1000人より少ないとの見通しを発表した。「現地のチベット人たちは、信仰心のために落ち着いてきている。彼らは助けを待っているだけだ」。
しかし、ジェクのチベット人によれば、司令部の欠如と救援隊の不足により、救出が遅れているという。
「きょう(15日)やっと救援隊が来ましたが、きのうは誰もいませんでした。医者も医療設備もないのです。天気は寒く、支援を妨げています。医療設備がなく医師もいないのが最大の問題です」。現地当局者は電話取材に対し、多くの家屋が倒壊したと話した。「倒壊したのはほとんどがレンガと泥で造られた住宅でした。この構造ではとても地震に耐えられません。チベット人はもともとテントに住んでいて、家に住んでいたのではないのです」。
救援に加わった青海人民病院のチベット人ボランティアによれば、被災地への交通が非常に制限されているという。
「負傷者はほとんどが大人でしたが、子供もいました。被災者は心の傷を負うと思います。被災地へ通じる道路は部隊によって封鎖されています。ボランティアでさえ被災地に行けないのです。ごく限られた人々、おそらく赤十字とか、特別な許可を得た報道陣とかしか行けません」。
海外からの取材スタッフによれば、被災地に行く手段はほとんどないようだ。
「空港は軍が押さえており、民間機は着陸できない。もし行こうと思えば、クルマを雇って玉樹まで13時間かけて行くしかない」。
青海省当局者は多くの報道陣が被災地に入っているというが、「空港は救援資材や物資、救援隊を最優先している。報道についてはCCTV(中国中央電視台)と新華社に許可を出している。他の報道陣は許可していない」という。
チベット語ボランティア急募
青海大地震の被災者救援活動は、高度障害と言語の壁のためになかなかはかどっていない。新華社によれば、16日午後には死者が791人だったのが、夜までに1144人に上り、負傷者は11477人、うち重傷者が1174人だという。
「ジェク僧院の本堂には1000体を超す遺体が運び込まれました。他の僧院から来た僧侶たちが集まり、遺体の周囲で犠牲者の冥福を祈って読経しています」とジェク在住のチベット人はRFAのインタビューに答えた。
「知る限り、ジェク僧院では僧侶6人が亡くなり、テング僧院では数えきれないほど僧侶が亡くなりました。テング僧院のある村では村人100人のうち20人しか生き残らなかったそうです」。
匿名を条件にインタビューに応じた彼は、十分な救援を受けられないことを不満に思っていると話した。また地震の原因は中国が聖なる山を採掘したためだと多くのチベット人が思っているとも話した。
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