It Lets Us Know We Have Not Been Forgotten
米国のオバマ大統領が18日、訪米したダライ・ラマ14世と会談した。会談は約1時間にわたり、ダライ・ラマが「米国は民主主義のチャンピオン」と持ち上げると、大統領はダライ・ラマの中道政策や非暴力主義、そして中国との忍耐強い交渉に触れ、「独特なチベット仏教、文化、言語の保護と、中国域内のチベット人の人権擁護を強くサポートする」と応じたという。
チベットの独立分離運動を刺激することを恐れる中国政府が、会談を阻止しようと何度も抗議の談話を出したが、結局大統領が方針を変えることはなかった。しかし、このところ悪化し続けている中国との経済関係に配慮してか、会談はホワイトハウスを象徴するオーバルルームではなく、1階の小さなマップルームで行われ、2人並んでの記者会見や記者向けの撮影は行われなかった。テレビカメラはシャットアウトされ、ホワイトハウスから配信されたのは写真1枚だけだ。
隣接するラファイエット公園にはダライ・ラマを歓迎するチベット人たちが集まり、さながらフェスティバルのようだったという。ホワイトハウスの前に翻るチベット旗は感動的ですらある。SFTの元事務局長、ラドン・テトンもリポートしている。
2007年にブッシュ大統領がダライ・ラマと会談したときと比べ、ホワイトハウスの対応が後退したのは理解できないとか、いまや経済大国である中国との関係悪化を恐れず会談を決行したのは評価すべきとか、さまざまな意見も報道されている。
現時点で際立っているのはロイターの中国電。北京では外交部副部長が米国大使のジョン・ハンツマンを呼び出したとか、そんな政府の反応に付け加えて、青海省でのチベット人の様子を紹介している。
もともとのチベット地域に属する中国北西部、青海省の同仁(トンレン)では、僧侶たちがオバマ大統領の会談を喜び、花火を上げて祝ったと話している。
「チベット人にとっては素晴らしいニュースです。政府が怒ろうと気にしません。オバマ大統領が彼に会ったのは本当に嬉しい」と僧侶のジョカは言う。
チベット暦の新年を祝っていたツェリンは、会談が実現したと聞いて笑みをこぼした。
「私たちが忘れられていないということですね」。
ちなみに、同仁県は青海省黄南チベット族自治州にあり、チベット語ではレコンです。
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