Life Sentence for Yak Hotel Owner
8月13日のRFAの記事より。ラサで知らない人はいないヤク・ホテルの経営者、ドルジェ・タシに終身刑が宣告された。ドゥクチュの土石流災害の報道にかき消されてしまった感もあるが、その直前には海外ツーリストのあいだでも有名なチベット人への判決に一時騒然となった。
ドルジェ・タシ(37)とラサで特に有名なヤク・ホテルは密告から起訴され、6月26日に秘密裏に判決を受けた。彼は2003年からの共産党員で、チベット自治区政府から「10人の輝ける青年」に名前を連ねたこともあった。
匿名を条件にインタビューを受けた彼の友人によれば、逮捕を招いたのはインドへの送金だったという。「彼は政治活動には資金を提供していなかったと思います」と友人は語る。「彼は本当の仏教徒で、お布施を贈っていたのだと思います。インドのいくつかのお寺にも」。別の情報筋によれば、当局はドルジェ・タシの自宅を家宅捜索し、亡命中のチベットの精神的指導者、ダライ・ラマからの2000万元の寄付に対する礼状を発見したという。礼状は彼が隠した植木鉢か花瓶のようなものから発見された。
コロンビア大学のチベット学者、ロビー・バーネットによれば「もし彼が礼状を取っておいたなら、それはおそらく宗教的な送金でしょう」と話す。「ダライ・ラマに寄付をし、返書が届いたなら、信者としては取っておくのが当然でしょう。しかし中国ではそうではありません」。
1959年に亡命したダライ・ラマは、中国首脳から「チベットの独立を画策する分裂主義者」として非難されるたびに、自分はあくまで中国の下で「実のある自治」を模索しているのだと言い続けている。中国民族出版社が出した2008年の名鑑には、ドルジェ・タシは不動産と観光を主に手がける西蔵神湖集団の董事長として掲載されている。彼の事業には少なくとも2億8000万元(4130万ドル)の資産があるという。
ドルジェ・タシは2005年の全青連の総会で胡錦濤主席と温家宝首相に会っており、政治協商会議の代表にも推薦されている。
あるチベット人によれば、ドルジェ・タシのチベットでの成功が、彼の逮捕と起訴を招いた可能性があるという。中国人は傑出したチベット人に我慢がならないのだという。
「最初、彼は1〜2万元の資金で小さな食堂を始めました。やがて彼はラサ市観光局から仕事を受注したことから、事業を拡大させ、武勇伝を実践することになったのです」。
「彼はホテルなどの事業でチベット人しか雇いませんでした。彼は多くのチベットの子供に力を尽くしました。彼こそがチベット国家のために本当に働いている人なのです」。
Phayulによれば、ドルジェ・タシは2008年3月に拘束され、音信不通になっていたという。6月にラサ中級法院で出された判決ではヤク・ホテルに関する「不正事業」の容疑で、終身刑(無期徒刑)のほか、4億3000万元と言われる資産の没収も宣告されたという。
「傑出したチベット人」と言えば、カルマ・サンドゥプの一族が相次いで判決を受けたばかりで、これも訳のわからない判決ばかりだった。誰もが知っているとは言え、その行方がさっぱりわからない気味の悪い事件が続く。なぜチベット人はこんな扱いを受けなければならないのか。
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