The Monks Would Not Respond with Violence
25日からのラサ行きプレスツアーは、北京政府によって選ばれたメディアだけが参加できた。AP、USAトゥデー、ウォールストリート・ジャーナル、FT、共同通信、韓国KBS、香港TVB、フェニックステレビ、アルジャジーラなどといった顔ぶれ。CNN、BBC、AFN、ワシントンポストなどは、14日以来ラサで撮影された映像の扱いなどが「偏向報道」と政府に批判され、参加が許可されなかった。RFAより、そのあたりの証言。
プレスがラサを訪問できると伝えられた直後から、我々は外務省と内務情報処からその情報を得ようと躍起になっていた。定員には限りがあるため、数人だけが参加できると言われた。メジャーなテレビ局はひとつも選ばれなかった。例外はAP通信のテレビクルーとアルジャジーラで、APはリポート抜きの素材として取材するからだと思う。アルジャジーラも英語版は選ばれなかった。
この選択には、政治的な判断が働いているのではないかと思う。きょうも抗議活動があった(彼らが訪問しているにも関わらずだ)。このようなプレスツアーが再度行われる可能性は低いだろう。(27日、西側テレビ局の北京事務所職員)
北京政府がアルジャジーラを好意的に扱う理由は、中国中央電視台が「(この一連の中国の対応について)国際的に多くの国々から支持を受けている」として伝えた国の名前を羅列するとよくわかる。ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、グルジア、パキスタン、北朝鮮、モンゴル、ネパール、ベトナム、フィジー、シリア、セルビア、ザンビア、ブルネイ、バングラディシュ、シエラレオネ、レソト、モーリタニア、コートジボワール、コンゴ‥‥。
中国は西側ではイスラム国家と国境を接し、それらの国々の民族意識が国内に飛び火することを恐れている。それらアルジャジーラがよく見られている国を除けば、いずれも多かれ少なかれ国内に民族紛争を抱えていて、武力でそれを抑えつけようとしている国ばかりだ。どちらが偏向しているというのか、まったくフェアではない。
その偏ったプレスによるツアーも、ジョカンで僧侶たちの決死のアピールに迎えられた。ラサだけでなく、アムドでもまだ抗議行動が続いている。いずれも驚くべきは、報道陣や外交官がいつ来るのか僧侶たちが知っていたこと(おそらく中国政府は極秘にしたかっただろう)、ラサで何か起きているのか数百キロ離れたアムドの僧侶たちも知っていて同時多発的に行動が起きていることだ。
25日、カンゼ自治県のTrehor Draggo寺(トンコー・ゴンパ?)では、僧侶たちが決起を企んでいたが、誰が先導するかが決まらなかった。カンゼ県で中国政府の鎮圧によって死亡した僧侶の死を悼む特別な祈祷が行われ、ようやく決起することが決まった。
300人ほどの僧侶たちが僧衣に身を包み、ダライ・ラマの肖像を掲げ、寺から近いDraggo郡の中心部へ向かって、平和的に行進を始めた。主にチベット人から成る警官の一団が、僧侶たちに行進の停止と寺への退却を命じたが、僧侶たちは異議を唱え、中国政府のために働いて恥ずかしくないのかと逆にたしなめた。チベット人警官たちは武器を持った中国人警官を抑え、銃を下げさせた。
チベット人警官は僧侶たちに根負けし、郡の中心部へ向かうことを許した。僧侶たちはダライ・ラマの長寿と、チベットへの帰国、パンチェン・ラマの解放、チベットでの宗教的自由と人権を求めるスローガンを叫んだ。町に着くと、他のチベット人もそれに合流した。武警が到着し、追い払おうとしたが、僧侶たちは互いに肩を組んで抵抗した。
僧侶たちは寺に戻ってからも抵抗を続けた。武警が発砲したこともあったが、僧侶たちは非暴力を唱えて、地面に伏せて逃れた。寺に戻る途中で政府の車輛によって何人かが負傷したにも関わらず、だ。現在、寺院は武警によって包囲されており、僧侶全員の退去が求められている。(26日、インドの情報筋より)
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