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Police Confiscate Tibetan Ballots

Article from Radio Free Asia

by Days posted at 2010-10-05 23:50 last modified 2010-11-23 00:01

チベット亡命政府の首相選挙が各国で行われたのは、先日書いたとおり。だが、中国が狙っているネパールのチベット難民にとっては、投票箱が警察に押収されるという苦い結末になった。
この前代未聞の事件に、各国のチベット支援者も抗議の声を上げている。
RFAは当初チベット語ニュースの一環として、武装した警察官が投票所から投票箱を持ち去る衝撃的な映像をYouTubeで流した。以下は英文記事より。

RFA

チベット亡命政府の選挙が行われていたカトマンズで、投票終了前にネパール警察が投票箱を押収する事件があった。スワヤンプーとボダ、ジャワラケルの各地区で合計20個が押収された。
ボダ・ジョパティ地区の選挙担当者、ツェリン・ドンドゥプによれば、投票が行われていた3日日曜日、終了まであと30分という16時半頃、警察が箱を押収していったという。
「予備選挙は順調でした。が、突然30〜40人の警察官が投票所にやってきて、きょうチベット人が投票した投票箱全部を持って行ってしまいました。後でそれは内務省からの命令によるものとわかったのです」。
チベット人たちは、インド・ダラムサラでダライ・ラマ法王が率いているチベット亡命政府の首相候補と議会議員の選挙を行っていた。

ネパール当局が投票箱を返す可能性はほとんどないとドンドゥプは話す。
「彼らがそのまま返すか、それとも返さないかというのは難しいです。彼らは誰が選挙を担当しているのかと訊いています。ネパールのチベット人の政治的地位と状況は厳しいです。表面的にはネパールのチベット人は助けられているように見えますが、実際にはネパール政府はさまざまな試練を我々に与えています」。
中国依存に傾いているネパールで、そのすぐ隣のチベット本土の中国支配下について抗議するチベット難民はリスクを抱えている。中国在外公館近くでたびたび行われたデモに参加したチベット人は殴られ、拘束され、インドへの追放をちらつかされた。
カトマンズ選挙委員会の委員長、ティンレー・ギャツォによれば、全世界では7万9500人以上のチベット人が、ネパールの首都では8200人近くが有権者登録をしていたという。決選投票は来年3月に行われる。

カトマンズでの事件後、ネパールのポカラの選挙委員会は投票箱に異常がないことを確認した。ポカラで投票したある男性は選挙委員会を讃えたが、同時に選挙委員会は情報公開をすべきと話した。
「投票は非常に順調だったが、選挙委員会は結果を透明にすべきだ」。
別の投票者は、投票への関心が非常に高いと話した。
「2ヵ月前から人々の話題は選挙で持ち切りです。これは人々が民主的手続きを実践していることの現れです」。
チベット亡命政府は、ダライ・ラマ法王が1959年にインドに亡命した後に設立され、2001年からは議会議員と首相が亡命チベット人の直接投票によって選ばれている。
亡命政府は有権者登録のために「グリーンブック」を発行している。グリーンブックは学校への入学や奨学金申請、亡命政府の採用、課税に使われている。
チベット本土のチベット人たちが「北京による支配」に異論を唱えているのに呼応するかのように、有権者登録は前回の選挙より高率になった。2006年の選挙では、7万2800人が登録した。
規則に基づき、2期で退任する現首相、サムドゥン・リンポチェの後任を巡って、20人以上の候補者が激戦を繰り広げる。候補者にはハーバード大学の研究者、ロプサン・サンゲェや元首相のテンジン・テトン・ナムギャル、チベット青年会議(TYC)前代表のツェテン・ノルブ、議長のペンパ・ツェリン、副議長のドルマ・ギャリなどの名前が挙がっている。
予備選挙の結果は、インドやブータン、北米などのチベット人コミュニティから投票箱が回収された後、つまり約1ヵ月後に判明する。

ネパール在住のライター、Mikel Dunhamは「中国は都合の悪い問題を消し去るために、ネパール内相へのホットラインを開設するといい」と皮肉っている。彼によれば、ボダで有権者登録したチベット人は5316人。ジャワラケルでは980人、スワヤンプーでは2336人だったという。ボダでは15個、スワヤンプーでは5個の投票箱が持ち去られた。ジャワラケルでは投票を閉め切って、既に会場にはなかったという。
ネパール内相のBhim Rawaljは前国連大使でNYから帰国したばかり。ネパール共産党(UML)の党首でもある。
Mikel Dunhamはこう書いている。「ネパール政府が首相をろくに決められないうちに、チベット人たちはは、買収や強要もなく粛々と選挙を行った。北京の指令でネパール政府が投票箱を持ち逃げしようがしまいが、チベット人は首相をきちんと選ぶだろう。この対比は恥じるばかりにまばゆい」。
ネパールでは今年6月にマダヴ・クマール・ネパール首相が辞任を表明したものの、各政党間での合意が成立せず、9回も選挙に失敗している。

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