2008/09/14
The Olympics Are Very Odd
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2008-09-14 00:10
last modified
2008-09-13 02:10
「新世紀新聞網」に掲載されたという「アムド出身の中国人学生の日記」の続き、2日分。
2008年7月29日(火)オリンピックは非常におかしい
村の人たち何人かは、自分がなぜオリンピックを観るために北京にいなかったのかと聞いてきたが、自分はただ笑って、北京は人が多すぎるから、オリンピックを見るために帰ってきたんだと言うしかなかった。
夜になって、パトカーの警告灯と、大勢が集まるのを見た。きょうから毎日、夜間に公安が部外者(特にチベット人)を確認して登録を実施すると、公安にいる友人から聞いていた。その友人が言うには、オリンピック開催のために地方公安にそのような指示が出ているのだという。
実際のところ、郡公安のオリンピック対策はずいぶん前から行われていた。2キロもない大通りには監視カメラが設置されていたし、地元の僧院にも設置された。僧院の監視カメラの映像は、県公安が直接モニターしているという。
公安の友人は、郡の中心部の交差点警備に任命された。彼はゲームが好きで、バイクに乗ってうちに遊びに来る。町を一緒に話しながら歩くときは、同僚がモニターしている監視カメラに自分が映るのを避けるため、監視カメラの場所に来ると必ず遠回りした。彼は公安だから、監視カメラの設置場所もよく知っているのだ。ふつうの人たちには、映るのを避けようとしても、どこにあるかわからないだろう。自分が考えるには人口比率で言ったら「監視カメラ大国」ロンドンでさえ、この郡中心部のようにこんなに多くの監視カメラがあるわけではないだろう。
ある意味では、オリンピックはチベットの「近代化」を促進していると言える。
きょうの午後、田舎で教師をやっている友人が自分の単位に帰っていった。地元政府は、例え夏休み中の学校であっても、どの単位にも毎日24時間必ず人が勤務しているように求めている。それが「オリンピックを歓迎し、社会安定を護る」活動なのだという。
地元の通りでは、パトロールカーが24時間休みなく巡回していて、大通りには銃器を持った武装兵士が警戒している。地方政府はまるで見えない敵に常に立ち向かっているかのようで、そのスローガンはいつも「安定」だ。「オリンピックを迎える幸せ」と書かれた通りの大きな赤い横断幕とは対照的に、役所で働く人たちの表情はどこか緊張感が漂っている。
オリンピックは非常におかしい。
2008年7月30日(水)いったいどうなっちゃんだろう?
けさ、小学校に通っている妹が言った。「あと8日でオリンピックでしょう?」きのうのテレビでは、北京市長が泣いていた。何で泣いているの?と妹に聞いたら、きっと嬉しすぎるのだろうと彼女は答えた。
午後、公共広場に貼り出されたポスターを見た。四角形の片方にはオリンピックの歴史と、北京五輪の準備のことが紹介され、もう片方では「ダライ一派」の「卑劣な行い」と呼ばれる古いチベットの暗黒の農奴制社会と、「天地を揺るがす」新中国によるチベットの解放のことが描かれていた。
聖火リレーが海外で抗議デモに迎えられたとき、オリンピックを政治に利用してはならないと中国政府は繰り返したが、その聖火がポタラ宮の前に着いたとき、自治区書記の張はまったく彼の個人的視点からダライ・ラマを非難した。この小さい郡政府のある町でさえオリンピックが盛んにPRされているのに、北京に向かった聖火はダライ・ラマを非難し続けているのだ。いったいオリンピックを政治に利用しているのは誰なのだろうか?
宣伝部にいる自分の友人は、チベット方言を教えるために地方に駐留している部隊に派遣された。彼は兵士たちに「停まれ」「動くな」「チベット人と中国人は同じ家族だ」などと教えることが必要とされたのだという。
兵士は彼に尋ねた。「僧院の僧侶たちは非常に強くて、戦いが得意だと聞いているが、それは本当か?」
友人が言うには、「停まれ」「動くな」「チベット人と中国人は同じ家族だ」などと気が向かない言葉を教えるのには我慢が必要だったそうだ。そして兵士たちの質問については、完全武装した兵士たちが平和的な僧侶を仮想的な敵と見なしているということに、思わず震えて何も言えなくなったという。
彼は頭を下げ、繰り返し話した。「私たちは外から来た傭兵部隊の手助けをしているが、彼らの戦う相手は私たちが最も尊敬する僧侶や私たちの仲間だ。いったい私たちは何をしているのだろう。私たちはどうなってしまったんだろう?」
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