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Xihongshi Jidan

by Days posted at 2007-02-26 23:55 last modified 2007-02-27 01:10

長く西域を旅していて、麺やうどんに飽きたときに、頼んだのが「西紅柿鶏蛋」。最初は新彊のトルファン駅で(ここは海抜下のオアシス都市として有名な町から、数十キロ離れている)、汽車の乗り換えのために丸一日待たされたときに、駅前の食堂で。
つまりはトマトを炒め、スクランブルエッグと和えたものである。青菜が入っていることもある。これがごはんによく合う。それ以来、食堂に入るたびに「西紅柿鶏蛋」を探すようになった。

東京に帰ってからも、中華料理店に入るたびに「西紅柿鶏蛋」を探すが、なかなか出合わない。横浜の中華街でも、池袋の平和通りにもない。そもそも「西紅柿」を炒めるという発想がないらしい。よくよく考えてみると、平和通りに店を出しているのは福建や広州など、沿海部の人たちで、「西紅柿」は内陸部の食べ物のようなのだ。しかも、それはごく普通の家庭料理で、料理店で供されるようなものではないのかもしれない。
自分で作ればたいしたことはないのだけれど、あのトルファンの「西紅柿鶏蛋」が恋しい。

そんなことがあって、今夜の二次会の中華料理屋で同席した横内さんから「ときには餃子ではなく、西紅柿鶏蛋が頼みたい」と聞いて、耳を疑った。世の中にはおかしなものに恋い焦がれる人が二人といるものなのだ。

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